自分で実際に行動して、実行することです。
【実践】は、実行することです。
【践】の正字は【踐】です。「戔:セン」に薄いものをいくつも重ねる意味がありまして、
【踐】は足あとが連続していることを表わします。
【躬行】は、みずから実際に行うことを表します。
【躬】は、「みずから」の意味です。
【実践躬行】のかたちでの出典は見当たりませんでしたが、【躬行】は『論語』述而(ジュツジ)に
でていました。
子曰、文莫吾猶人也。
子日く、文は吾(われ)猶(な)ほ人のごときこと莫(な)からんや。
孔子が云いました。
学問のことなら私もどうやら人並みに出来なくもないが、
躬行君子、則吾未之有得。
君子を【躬行】することは、則ち吾未(いま)だ之を得ること有らず。
君子のおこないを実践躬行することは、わしはまだなかなか出来ないのだ。
学問よりは、それに基ずいた実践の方が困難だということを言ってます。