詩情豊かに日本の美しい風景を描く原田泰治の作品展「原田泰治の世界ｉｎ福島　ふるさとへの出発（たびだち）」が、11月9日から郡山市のビッグパレットふくしまで開かれる。
　今展では、震災後に南相馬市を取材し、９月下旬に完成した「ポピー咲く家」が初公開される。
　一人でも多くの人に元気を届けたいとの思いを込めて観覧料を無料とし、復興支援団体への寄付なども予定している。
　原田泰治の世界展 ｉｎ 福島実行委員会の主催。
　原田さんは、1940（昭和15）年長野県に生まれた。63年、武蔵野美術短大を卒業。82年から2年間、朝日新聞日曜版に日本の景観を描いた「原田泰治の世界」を掲載し、注目を集めた。
　アンリ=ルソーやユーゴスラビアの農民美術に触発され、日本の農村をくまなく取材して描いた作品は「素朴画(ナイーブ・アート）)」と呼ばれている。 　▽期間：11月９日（土）～11月19日（火）
　▽会場：ビッグパレットふくしま　コンベンションホールB
　▽観覧料：無料
　▽時間：午前9時～午後5時　（9日のみ午前10時オープン）
　▽イベント：原田泰治サイン会（9日午後1時から午後3時、整理券は正午から会場のショップで配布、サインはショップで購入した本・グッズに限る、先着８０名）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　▽鎌田實・原田泰治対談（10日午前９時～午前10時、会場はコンベンションホールB向かい・マルチパーパスルーム2、入場無料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　▽記念撮影会（9日午後１時～午後４時・10日午前１０時～正午）
▽問い合わせ：福島民報社事業局（電話024－531－4171）