郡山市の大安場史跡公園は12月22日から、身近な遺跡の展示会「荒小路土偶　思い出の旅」を開く。来年2月24日まで。
　郡山市、公益財団法人郡山市文化・学び振興公社主催。
　1984（昭和59）年に調査された同市田村町の荒小路遺跡は、東西130㍍、南北45㍍と狭長な遺跡で、縄文時代に生活が営まれていたことがわかっている。
　出土品の中には、顔がハート型の「ハート型土偶」があり、縄文時代後期に阿武隈山系で発達したものとされている。
　現在は白河市で保管され、国内外の博物館や美術館で展示されることもあるため、今年、出土した郡山市でも見られるよう複製品を作成した。
　これを記念した今展では、発掘調査で出土した現物と複製品の両方が展示される。「土偶を想像しよう」イラスト展も同時開催。
　気に入った土偶のイラストに投票し、入賞作品は同公園の情報誌に紹介される。
　
　▽日時：12月22日（土）～2月24日（日）午前９時～午後５時
  ▽場所：大安場史跡公園・ガイダンス施設展示室
  ▽入館料：無料
  
　問い合わせは、大安場史跡公園（電話024－965－1088）へ。