NPO法人さい帯血国際患者支援の会（有田美智世理事長）は11月29日、iPS細胞（人工多能性幹細胞）の研究、開発で今年のノーベル医学・生理学賞受賞が決まった山中伸弥さん（京都大教授）らを迎えた公開講座「iPS細胞こんにちは！～さい帯血は命のお母さん～」を東京・有楽町のよみうりホールで開く。
　胎児と母体をつなぐへその緒「臍（さい・へそのお）帯：さいたい」の中には、臍帯血と呼ばれる血液の胎児血が含まれているが、臍帯血は幹細胞移植のための大切な供給源。1993年以降は、白血病など血液疾患患者への移植医療に広く用いられるようになった。また、iPS細胞の研究用としても注目されている。

　
　

　■日時：11月29日（木）午前 9時開場
　■場所：よみうりホール（東京都千代田区有楽町1-11-1）
　
　

　■プログラム
　▽さい帯血・iPS細胞に関するパネル展
　▽「iPS細胞こんにちは！」（午前10時～11時10分）講師：京都大iPS細胞研究所長・山中伸弥
　▽「さい帯血はいのちのお母さんです！」（午前11時10～11時30分）講師：NPO法人さい帯血国際患者支援の会理事長・有田美智世
　▽「楽しく明るく健康に～ミニ健康ヨガ教室」（午前11時30分～11時45分）講師：インストラクター・内村舞子（元ANAキャビンアテンダント）

　【主催者より】29日開催の市民公開講座につきまして、大変残念なお知らせと、良いお知らせがあります。残念なことに、山中先生はストックホルムでの授賞式で行う研究発表の準備のために、当会場には来る時間が取れなくなってしまいました。
しかし、私たちのために、ビデオメッセージを準備してくださいました。
そして嬉しいことに、iPS細胞研究所副所長で、さい帯血の中に医療に有効な造血幹細胞があることを世界で最初に発見された中畑先生が、会場で講演をしてくださいます。
私たちは、２人の研究者のお話を聞くことができるようになりました。
当日は、楽しみにご参加ください。
                         2012年11月27日 NPO法人さい帯血国際患者支援の会理事長・有田美智世