福島県の農林水産業、食産業復興へ向け、東日本大震災後の4月に始めた「がんばろう!ふくしま」応援店が昨年10月で2000店を突破、記念の6次化商品展示交流会が2月6日、郡山市のホテルハマツで開かれた。ふくしま・地域産業6次化推進協議会、福島県の主催。
　経営の多角化を目指した6次産業化（1次～3次産業）は、農業本来の1次産業のほか、加工、流通販売など2次、3次産業を取り込む新たな手法として注目。農業のブランド化や消費者への直接販売、レストラン経営などに広がりをみせている。
　2000店突破の記念展示交流会には、福島県産農林水産物を活用した地域産業6次化に取り組む43事業者のほか、県内外のスーパーや百貨店のバイヤー、関係者ら約300人が参加した。
　展示場には出店事業者ごとにブースが設けられ、商品の試食や販売、PRが行われた。交流会では6次化商品を活用した料理24品が出品、参加者たちがそれぞれの料理に舌鼓を打った。
　応援店は、首都圏を中心に北海道、沖縄など全国2054店（2013年1月末現在）に上っている。
 http://www.new-fukushima.jp/
 
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　出展者次の通り。
 
　櫟平ホテル、国際漢方研究所（二本松市）香精、ヘルシーサポート（伊達市）ハニー松本、会津富士加工、会津地鶏ネット、オーチャード斉藤（会津若松市）大野農園、農園Caféやい子ばあちゃん（石川町）鈴畜中央ミート、東栄産業、花かつみ農産加工グループ、エコファームジャパン、アイテック、フーズネット福島、鮮味（郡山市）たふぃあ、とうふ屋大楽、いわき福島復興オフィス、とまとランドいわき（いわき市）NPOがんばろう福島・農業者等の会（西会津町）ワタスイ、芳乃ガーデン（須賀川市）ハーベス（金山町）矢祭町特産品開発協議会（矢祭町）ケーフーズ生田目（塙町）会津物産（南会津町）玉川村生産物直売所こぶしの里、むろうどん製麺所（玉川村）自然食品ばんだい（喜多方市）イクシードジャパン（西郷村）志賀米店（猪苗代町）JA白河（白河市）山石養鶏場（田村市）会津地鶏みしまや、会津桐炭（三島町）森藤食品工業（福島市）海鮮フーズ（相馬市）安齋醸造（桑折町）タムラ電子・スモークハウス（小野町）福島6次産業化サポートセンター、福島県米消費拡大推進連絡協議会（福島県）

　　　「６次産業化と女性経営者」セミナー

　福島県農業会議、県認定農業者会、県6次産業化サポートセンターは2月13日、福島県6次産業化プランナーの本部映利香さん（ドゥーイット社長）を迎えたセミナーを郡山市のホテルハマツで開く。午後1時～4時まで。
　テーマは「売れる商品はこうしてつくる―6次産業化と女性経営者―」。起業準備と売れるためのヒントとなるパネルディスカッションもある。パネラーは、ポケットファームおおせ代表の中村木喜代さん、かーちゃんの力プロジェクト協議会代表の渡邉とみ子さん、福島県消費者ネットワーク会長の斎藤幸子さん、リオン・ドールコーポレーション商品部農産部長の川﨑勝則さん。福島大教授の塩田弘康さんがコーディネーターを務める。
　問い合わせは、福島県農業会議（電話024-524-1201）へ。
　http://www.fnkaigi.com/