西会津町の雪国まつりが2月10日、同町のさゆり公園ふれあい広場で開かれた。
　小雪の降る中、雪上運動会、桐ゲタ飛ばし全国大会、スノーモービル乗車体験、宝さがし、花火などたくさんのイベントが行われ、集まった人々の歓声が雪国に暖かさを運んだ。
　中でも３種目の総合点を競う雪上運動会では、ムカデのように３人が連なり息を合わせて歩くスキーや、俵に足を入れ手で持って歩く俵踏み、そり引きが行われ、深雪が降り積もる中で思うように歩けず、起き上がっては転ぶことの繰り返しに周囲は爆笑。チームからは盛んな声援が送られた。また、特産品である桐下駄をとばす競争では鼻緒にかかった足の指が思うように離れず苦心する姿や、スタート台からすべり落ちてファ—ルになりながらも下駄を飛ばす姿が笑みを誘った。
　会場では、雪だるまや雪灯籠、雪像も設営され巨大な雪だるまには終日多くの子どもたちがよじ登って遊ぶ姿が見られた。
　若者たちが企画したかき氷食い競争では、Tシャツ一枚で参加した若者もおり見物人が心配そうに眺める中、数秒で完食する人が相次いだ。
　同今年で23回目となったまつりには、沖縄県大宜味村から同町にホームステイホームしている子ども16人も参加し、普段体験できない雪の祭典を思い切り楽しんでいた。夜になって花火も打ち上げられ終日楽しいイベントとなった。
 
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