郡山市の西部学習スポーツセンターは2月3日、親子が木工を通して自然環境を学ぶ「“おおつき環境LABO”森のフォトスタンドをつくろう!!」を同市大槻町の市青少年会館で開いた。
　西部地区の豊かな自然環境を学び、環境保全に努めようという目的。今回は森の自然素材を使ったフォトスタンド作りを通し、里山の自然と環境意識も学んだ。
　講師は里山の保全活動に取り組む小枝アートの会の熊田薫さん（郡山市）。参加した児童と父母14人は、熊田さんの指導を受け、桜の小枝とアケビのつるを素材にした自然の風合い豊かなフォトスタンドづくりに挑戦。くぎ打ちやニス塗りなどをしながら、木工クラフトを3時間余り楽しんだ。
　熊田さんから里山の自然に関する話もあり、生活に身近だった里山が手入れもされずに荒廃していく状況や、樹木育成の大切さも学んだ。児童たちは長い年月が要する自然保護の重要性をしっかりと身に付けていた。