郡山市西部学習スポーツセンターは1月12、13の両日、市青少年会館で小学3、4年生を対象にした「宿泊体験教室VOL.6 ～餅（もち）つきしよう!!～」を開いた。
　他校児童とのふれあいと宿泊体験を通し、社会性や協調性を育むことが狙い。青少年会館集団体験事業として、50人が参加した。
　はじめに伝統行事の正月と季節を知るための暦をテーマに、祝いの代表的食材であるもちとその多彩な食文化を学んだ。
初日は「健康未来の食育講座」として、リードシステム食育推進事業部の社員を講師に、せち、雑煮など正月の行事食を食育の観点で学習。児童たちは、干支（えと）の着ぐるみを着込んだ講師から、「まごわやさしい」のキーワードで「豆」「ごま」「わかめ」などの栄養価の高いバランス良い食べ物と、ごはんのおいしい食べ方を楽しく学んだ。
　「日本の暦を知ろう!!」と題した講座では、二十四節気を中心に稲作農耕による季節を知るため、古来より用いられてきた節句、雑節といった暦をクイズ形式で学んだ。
児童たちにとっては少々難しい内容だったが、小寒や立春・節分などの言葉から、暦の意味を知ることができた、と好評だった。
　この後は、待ちに待ったもちつき体験。同市熱海地区に祝い唄で伝わる民謡「郡山餅つき唄」をバックミュージックに、児童たちは千本杵でテンポよくもちをついた。
　出来上がったもちは雑煮、あん、きな粉や、地元で長年食されてきたという「キャベツ餅（たまな餅）」にして、参加者たちは口いっぱいにほお張っていた。
　屋内でドッヂボール、しっぽ取りゲーム、伝言リレーなどのレクリエーションゲームも楽しみ、交流を深めた。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（2013・1・13）