福島の復興をジャズで応援するコンサート「Swing Set！Jazz Orchestra」が10日、郡山市熱海町のホテル華の湯で開かれ、市民ら約400人が軽快なジャズナンバーに酔いしれた。
　ジャズオーケストラによるスタンダードナンバーの「アイ・キャン・ストップ・ラビン・ユー」をはじめ、「Ａ列車で行こう」や「スター・ダスト」、さらにクリスマスソングなどが演奏され、観客を大いに沸かせた。実力派のジャズオーケストラとあって、バンドからソロ演奏に切り替わると、熱烈なファンからは大きな拍手が送られ、カメラのフラッシュが盛んにたかれた。郡山女子大、日大工学部の両モダンジャズ研究会も出演、華やいだステージを繰り広げた。
　ゲストボーカルの橋本真一さんの歌も披露され、エンターテイメントな魅力あふれる歌唱に引き付けられた。会場は演奏者と観客が一体となり、皆既月食の夜に、「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」を心ゆくまで楽しんだ。進行役吉澤正さんの巧みな話術もコンサートを盛り上げた。
　Swing Set！Jazz Orchestraの主催。音楽都市こおりやま市民音楽祭参加行事として、今年で6回目のクリスマスコンサート。
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