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コラム・筆は一本也

「子どもの安全安心とは」

福島県内の小中学校でも冬休みが終わり、3学期がスタートした。放射能汚染の影響で県内市町村教委が地元産米の学校給食への使用を控えるなどしている中で、県都・福島市は同市産のコメを学校給食向けに使用することになった。細心の安全確保策として、放射性セシウムで1㌔当たり20ベクレル未満の独自基準を設けたほか、精米段階で2回、学校給食会と給食センターでそれぞれ1回の計5回の検査を実施する。児童、生徒や保護者らの不安を取り除くため、安全性を念入りに厳しくチェックする。

▼学校給食には地元・福島市産のコシヒカリ米が選ばれたが、消費量が年間約250㌧に上るだけに児童や生徒、保護者の口コミでコメの安全性が伝わることを期待したい。事故前は週3~4回は同市産のコシヒカリを米飯給食が使用されていたが、事故後は会津産米を使われた。一方、経済県都・郡山市は、㌔当たり10ベクレル未満という基準を設け、地元産米コシヒカリ「あさか舞」を継続使用している。いわき、相馬、南相馬市などは田畑の汚染度が高く、市外産のコメを使っている状況だ。

▼乳幼児らを抱える母親や家族は、隣県の新潟、山形など県外産米を食しているケースがほとんどだ。安全性を念入りに確認し、地元産米に切り換えるその決断は評価するものの、農産物の風評被害を吹き飛ばし、消費回復へと結びつくかどうかは疑問も残る。ともかく、「福島産」と言うだけで疑惑の目を向けられるのは困ったもの。全国にこれだけ検査を行っている県はない。だからこそ「一番安全な県」と言うわけにはいかないだろうか。

▼それには何よりも子どもや女性が安心して住める環境が望まれる。こうした中、郡山市の小中学生14人が安全な場所での教育を求めて裁判を起こした。「年1㍉シーベルト以下の放射能から安全な場所で教育を」という子どもたちの集団疎開の訴えだが、昨年6月24日の提訴以来、何故か報道はほとんどされていないという。【天下泰平】
                      (2013・1・10)

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