１８世紀後半の間にポーランドは、ロシアとオーストリア、それにプロシアによって３回分割されました。結局、ポーランドという国は１７９５年に世界の地図から消えてしまいました。その後１９世紀には、ポーランド人は独立をするために色々なふうに頑張りました（蜂起やデモをしたりして、地下運動もありました）が、隣国が強すぎて、いつも負けてしまっていました。そしてやっと１２３年後の１９１８年に独立したのです。
  独立記念日は１１月１１日で、とても大事な日なので休日になっています。社会主義だった時代以外は毎年、１１月１１日には、ポーランドの大都市で観兵式が行われています。前時代の軍人服を着ている人たちのパレードはとても面白いです。
   ワルシャワとクラクフ（ポーランドの古都）にある無名戦士のお墓の前では、立派な儀式が行われ、外の市町では独立関連記念碑の前でも儀式が行われます。そういう儀式には大統領と有名な軍人や政治家が参加します。観兵式のあと、子供たちは様々な兵器を観覧します、触れたり実際に乗る体験もできます。
  学校の場合は、独立記念日の祝賀式のようなものが行われます。様々に飾ってある体育館に集まった生徒と先生は、担当する学生が準備したポーランド独立に関係のあるスピーチや、詩、歌、芝居などを鑑賞します。
   夕方にはあちらこちらで、愛国歌演奏会、オーケストラ・コンサートなど幾種類ものコンサートも行われます。そして屋外では、独立に貢献した有名な戦いを再現して祝います。
   要するに、１１月１１日がポーランド人にとっては、歴史上一番大切な日であります。