福島大学の特別公開講座（大同生命寄付講座）は11月10日、福島市の同大で始まった。震災、原発事故で影響を受けた県内中小企業が活路を切り開くための経営学講座で、テーマは「人を活かし、人が生きる経営」。次回17日の講座で終了する。
　初回の講座は、フォロインプレンディ代表取締役社長の氏家秀太さん（うじけ・しゅうた）さんが「ピンチをチャンスに」～“逆転の発想”で中小企業の活路を拓く～と題して、農業生産法人ＦＲＵＳＩＣ（フルージック）代表の渡辺祥二さんが「再生可能エネルギーを活用する中小企業」～奥飛騨で熱帯の果物を生産～と題してそれぞれ講義した。
　氏家さんは、ここ5年、来年の消費志向のキーワードを挙げ、ソーシャルメディア時代の成功テーマ、リピーターを創造するキーワードなどを話した。いわき市で風評被害と闘う生産者の取り組みの取材リポートも紹介した。
　渡辺さんは、建設業から農業に転じた経歴の持ち主。農業生産法人を立ち上げ、ドラゴンフルーツの栽培などを通した「温泉観光地農業」に取り組んでいる。「生産者はどこで生産し、だれに売るのかを考え、意識しなければならない」と、ブランド化を目指した地域力を強調した。
　特別公開講座は本年度で6回目。
　◇１７日＝「中小企業の人材をアクティベートする」～地域ぐるみで人材確保と育成を実践～＜講師：西川和明・福島大経済経営学類教授＞▽「決算書で自社を語ろう！」＜講師：行形裕司・ＴＫＣ全国会税理士 税理士＞福島大学の特別公開講座（大同生命寄付講座）は10日、福島市の同大で始まった。震災、原発事故で影響を受けた県内中小企業が活路を切り開くための経営学講座で、テーマは「人を活かし、人が生きる経営」。次回17日の講座で終了する。
　初回の講座は、フォロインプレンディ代表取締役社長の氏家秀太さん（うじけ・しゅうた）さんが「ピンチをチャンスに」～“逆転の発想”で中小企業の活路を拓く～と題して、農業生産法人ＦＲＵＳＩＣ（フルージック）代表の渡辺祥二さんが「再生可能エネルギーを活用する中小企業」～奥飛騨で熱帯の果物を生産～と題してそれぞれ講義した。
　氏家さんは、ここ5年、来年の消費志向のキーワードを挙げ、ソーシャルメディア時代の成功テーマ、リピーターを創造するキーワードなどを話した。いわき市で風評被害と闘う生産者の取り組みの取材リポートも紹介した。
　渡辺さんは、建設業から農業に転じた経歴の持ち主。農業生産法人を立ち上げ、ドラゴンフルーツの栽培などを通した「温泉観光地農業」に取り組んでいる。「生産者はどこで生産し、だれに売るのかを考え、意識しなければならない」と、ブランド化を目指した地域力を強調した。
　特別公開講座は本年度で6回目。
　◇１７日＝「中小企業の人材をアクティベートする」～地域ぐるみで人材確保と育成を実践～＜講師：西川和明・福島大経済経営学類教授＞▽「決算書で自社を語ろう！」＜講師：行形裕司・ＴＫＣ全国会税理士 税理士＞