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コラム・筆は一本也

「東電の福島復興支援」

暦の上では「霜降」が過ぎ、朝夕の冷え込みも一段と厳しくなってきた。「霜が降りる」の言葉通り、これから寒さは日増しに強まる。福島県内の紅葉前線も山から里に下り、住宅地の庭木も色づき始めた。確実に進む季節の移ろいで心を痛めるのが、震災や原発事故で故郷から離れ、仮設住宅での生活を余儀なくされている被災者の苦悩だ

▼放射能の影響で帰還困難区域からの避難者の日常生活は一変。老後を楽しむはずだったお年寄りにとってはやり場のない思いであり、労苦の連続である。数10年来の友も口数がめっきり少なくなり、体調を崩しながらも2度目の冬を迎える▼気候温暖な沿岸部にある双葉地方。そこで長年暮らしてきたお年寄りにとって、会津や中通りでの冬場の避難所暮らしはつらいものがある。11月7日は立冬、22日は小雪。冬の厳しい暮らしは一歩一歩近づいている

▼不自由な仮設住宅で命を落とすお年寄りも増えつつあるという。自治体やNPOによる巡視、健康相談などのケアは昨年よりは充実してきているが、それでも予防策に早急に本腰を入れなくてはならない。県内の震災関連死者は1121人(2012年9月30日現在)と、国内全体の約9割を占める。政府や東電はこの数字をどのように受け止め、対応するのか。口先だけの支援など聞きたくもない。

▼そんな中、東京電力が福島復興支援策として全社員3万8000人を本県に順次派遣する計画という。ボランティア活動ではなく、業務の一環として現地派遣するそうだ。ニュースはネットでも話題になり、意見が有象無象に飛び交う。「今さら支援とか言うが、遅すぎる」「今までやるべきことをやってこなかっただけ」「一般社員がかわいそう」「未婚の女性はどうする」「一時派遣で済ますつもりか、今さら何を」「役員クラスはどうなのか」「官僚、政治家も行くべきだ」などなど。とりあえず、OB、役員、社員が住まわれる仮設住宅を東電自らが造り、ひと冬、ふた冬…と迎えていただきたい。【天下無双】
                        (2012・10・31)

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