４ヵ月あった夏休みも過ぎてみればあっという間で、ケンタッキーの学校へ戻ってきてからも、もう1カ月以上がたちました。
日本に帰る時には、あれもこれもといろいろやりたい事や食べたいものが思い浮かんでいたのですが、いざ帰ってみるとそうでもなくて、なんだか勝手も変わっていました。そして私は、私が以前と違うものの見方も持った事に気が付きました。
　まず、便利すぎる日本のシステムについて、少し批判的になっている自分に日本に来て気が付きました。以前はとても便利で当たり前のように利用していたコンビニにも、行かなくても済むと思うし、食事も贅沢を言ったらきりがないのも分かり、アメリカにいる時のようにシンプルな食事でも、食事にありつけたらありがたい、というように変わっていたのです。栄養のバランスもあるでしょうが、世界中にはバランスどころでなく、食べ物に飢えている人たちが数多くいる事を思うと、「日本はなんて豊かな国なのだろう」と思ったりもします。アメリカの学生の服装を見ても、日本の学生の格好とは比べ物になりません。もちろんおしゃれな人もいますがアメリカ人の服装はわりとシンプルです。
　私が、アメリカに来てからこの１カ月に使ったお金は約５万円で、普段は１万円ぐらいで生活できます。学費と寮費は支払っていますし、遠くに食事や映画（それでも300円）にでも行かないなら０円で過ごせるのです。それなのに、今月はどうしてかかったかというと、初めに、シカゴの空港で乗り換えの時間を２時間取っていたのにもかかわらず、入国に手間がかかり乗り遅れてその晩のホテル代が40ドルかかりました。新学期で教科書代300ドル。アメリカでは教科書代が高く、先輩が中古書を売っていたり、使い終えたらネットで売ったりしているので私も何冊か中古のものを購入しました。
　こんな風ですから、お金は日本に比べるとあまりかかりません。あっという間に四日間の秋休みになりました。貯めているお金で今回は二度目のシカゴに行く予定でいます。三泊四日でホテル代105ドル、交通費(バス)60ドルです。気をつけて行ってきます。