守成クラブ郡山は４日、郡山市の行政士・村越泰典さん（つばさ法律事務所）を招いた講座を同市のビックアイで開いた。テーマは「原発事故被害者の現状と損害賠償の状況」。
　村越さんは、８月現在の人的、物的被害などをデータで示し、これ以降も被害状況が増えている点を指摘した。その上で、避難者が抱える多くの問題点や東京電力の賠償の実態、東電への賠償請求の紛争を解決する原子力損害賠償紛争解決センターを説明した。約２０人が参加し、多くの問題に真剣に聞き入った。
　村越さんは「これまでの和解成立が２割に満たない」とし、「原発事故のために穴が開いた仕事の部分は、請求した方がよい」とアドバイスした。
　今回の講座は、守成クラブ郡山が毎月開いている「学びケーション」の４回目の講座。経営者として知って得する情報や知識を身に着けてもらうため、毎月第１火曜日に開催している。
　今後の講座予定は次の通り。
　１０月２日「フェイスブックは今、何故必要なのか？」（講師：古俣いずみ）▽１１月６日「人生に役立つお金の話！」（同：佐藤由美子）
　詳しくは、守成クラブ郡山の吉見真一さん（携帯電話090－2998－4123）へ。