須賀川市が運営する屋内遊び場「＋PLAY（プラスプレイ）すかがわキッズパーク」が2７日、同市労働福祉会館１階にオープンした。
　オープニングセレモニーでは、橋本克也市長が「プラスプレイという名前には、遊びだけでなく、感性・知性・社会性を身に付けて欲しいという意味が込められている。この施設が子どもたちの屋外活動に不安を感じる保護者の皆さんたちの安心の一助になればと考えている」とあいさつした。
　市では、総合福祉センター内に小さな子どもたちの遊び場として子育てサロンを設けていたが、震災のため建物が破損し、使用できなくなっていた。こうした中で同施設が保護者同士の交流の場としても活用されていたため、再開を望む声が多く寄せられていた。
　新しくオープンした遊び場は、約３００平方メートルの面積に大型遊具やボールプール、抗菌砂使用の室内砂場などを設けて大規模な施設となった。
　利用の対象は就学前の子どもと、保護者。開館時間は午前９時から正午までと午後１時から午後４時まで。休館日は毎週月曜日と年末年始。利用料は無料。
　オープン直後は混雑が予想されるため、８月５日の利用分までは同会館で入場整理券を配布している。
　問い合わせは、＋プレイすかがわキッズパーク（電話0248-76-6687）へ。 　子どもたちが放射能を気にせずに遊べる屋内施設が昨年末以降、県内各地にオープンしている。
　これにあわせ、本県では屋内施設に遊具などを設置して遊び場を整備する団体を助成する屋内遊び場確保事業を5月から実施している。
　現在、「わんぱくひろば　みゅうみゅう」（いわき市）、「ペップキッズ　こおりやま」をはじめ、今回オープンした「＋PLAYすかがわキッズパーク」など１８の施設が助成を受けており、今後も増える予定だ。
　本宮市でも２２日、同市の白沢保健センター内に「スマイルキッズパーク」をオープンさせた。
　大型遊具や三輪車のサーキットなどを設置しており、利用対象は乳幼児から小学生までとしている。
　利用時間は午前１０時から午後５時までで、入場当日の午前９時30分から整理券が配布される。
　入場無料。定休日は毎週水曜日と年末年始。
　問い合わせは、スマイルキッズパーク（電話・０２４３・４４・２５００）へ。

【写真：オープン初日のすかがわキッズパーク（左上）、テープカットする橋本市長ら関係者（右上）、300平方メートルの広々とした遊び場（左下）、２２日にオープンした本宮市のスマイルキッズパーク（右下）】