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復興への思い

「どの都市もハブになれる」-back cast思考で-元郵政審議官・品川萬里(しながわ・まさと)

元郵政審議官・品川萬里

【略歴】1944年生まれ。郡山市在住。金透小、郡山五中、植田中、磐城高、東大法学部卒。郵政省に勤務し、東北郵政局長、貯金局長、放送行政局長、郵政審議官を歴任。元法政大学教授。郵政省在職中は電電公社改革、地上波放送デジタル化、郵貯改革などのプロジェクトに参画。北海道留萌、仙台、大阪などに転勤。NPO法人日本幼児教育振興会理事。萬風塾代表。

■郡山市長(元郵政審議官)品川萬里 【行政⇔市民のブロードバンド】自治体が新しい社会に向けて素早い対応が求められる今、市民との価値観を共有し続け、新しい発想で目標プロジェクトを推進する行政システムが必要だと思います。プロジェクトの基本を厳しく、かつ未来志向で審議し、傍聴席がいつも満員になるような議会にしなくてはなりません。そのためには、ソーシャルメディアの活用がカギとなってくるでしょう。佐賀県武雄市長の樋渡啓祐さんは、福島復興のためSNS(ソーシャル・ネットワーキング・システム)を活用した情報発信を呼びかけてくれました。「地域活性は情報発信ではなく、共感を発信する」「ソーシャルメディアが行政を変えていく」と述べていますが、私もまさにその通りだと思います。フェイスブックの利用者数は、日本では1千万人を突破し、人口比で8%近い比率です。福島県は6万人近くのユーザーがおり、人口比では3%弱ですが、ツイッターなどの利用者も含めるとかなりの数になるのではないでしょうか。こうした潮流は重要な意味合いを持っています。

 【世界へのメッセージ】日本の歴史の中で重要な役割を果たしたと思われる人工の灌漑(かんがい)用水、治水用水であった郡山市の安積疏水。世界中が水危機、食糧危機にある中、安積疏水の技術、マネジメント能力、水準はたんに日本における大変な意義を持つだけでなく、世界的意義を持つ時代になったと考えます。安積疏水はオランダの技術者の力を借りて形成されたと言われますが、今度は逆に世界に安積疏水の力、ノウハウ、構築技術を世界に広めていければと思います。日本の底力を理解してもらうためにも、世界中からの支援への感謝、恩返しの意味合いからも、今が望ましいと思います。安積疏水の技術は、各土壌にあわせて漏水のない地質調査、地形、ニーズの3つがマッチングした技術があったと言われます。水路の総延長は530㌔あり、これは東京から盛岡までの距離に相当します。このような素晴らしい先人の遺産を、世界遺産に登録できるように盛り上げていきたいです。
 それから、今まで「東北のウイーン」だった郡山が「東洋のウイーン」となるように目指せばよいと思います。いい音楽が聴ける、素晴らしい演奏のできる施設がある、そして世界から声がかかるような少年少女合唱団が活躍する環境があっていいのではないでしょうか。通信手段も交通手段もビジネスもグローバルに展開する時代だからこそです。   
 このたびの被災でつくづく世界はつながっていることを痛感させられました。がれきや放射性源が世界中を駆けめぐるなど、あらゆる問題を世界における位置づけで考えていくことがそのマチの発展、ミッション(使命)を果たす道になるのではないでしょうか。
 「東洋のウイーン」「安積疏水の世界遺産」が郡山の未来へのメッセージです。

 【IKANのシルクロード】福島県発展のカギとなる横断軸の形成を、私はIKAN(いわき・郡山・会津若松・新潟)構想と言っていますが、東日本大震災や中越地震の経験から、いかに東西のつながりが大事か身を持って私たちは経験しました。中越地震の時は磐越東線・西線経由が大変な役割を果たし、今回もガソリンタンクが磐越西線を通って郡山市まで届きました。後背地や内陸部などからの物資輸送が大きな役割を持つ。宮城や岩手県は沿岸部と内陸部に分けられますが、連携がいかに大事であるか。今回の震災で岩手県は、遠野市が沿岸部に対してのバックアップセンターとなりました。これまで言われていたことですが、実態上もいかに大事かがわかりました。今回のように沿岸部が一律に被災を受けた時、本県の浜通りが結束することは事実上不可能。内陸と沿岸部と条件の違うところ同士がつながることよってはじめて救済され、安全確保が図れたわけで、これからは異質なもの同士が手を組む。似た者同士ではなく、違うもの同士が手を結びあうことが東西連携として、まさにろっ骨連携に当たると思います。

 【球の思想】広域化がより進み、観光や医療にしても県境なき観光、医療という実態になりつつあるのではないでしょうか。これからの救急医療システムにも、高速交通通信網のフル活用が求められます。例えば、ジャンクション近くに救急医療システム、ドクターヘリポートなどが完備されると広域救急医療体制がとれる。渋滞を気にせずに向うことができます。将来は高度交通システムを生かし、「駅なか病院」や「道の駅病院」といったものができるのではないかと思います。都内にはすでに駅の中に病院が入居しています。
 平面はどこか中心は1カ所でも、球面ならどこでも中心になりえます。そうすると、郡山もいわきも世界の中心であると言えます。地球を意味するグローバル、そしてグローバリゼーションにおいて、つねに球の1点として自分の位置をキープし続けることができる。つまり、どこでも世界の中心になれると思います。福島もいわきも郡山も、地球儀の中で考えることが大切ではないでしょうか。
 経済活性化には企業誘致と言われますが、むしろ、すでにある企業に対して投資や融資が世界中から舞い込んでくるよう誘発していくことが求められます。そうした企業の魅力をどんどん発信していけば、世界中からお金が集まってきます。企業もたんにマーケットを海外に移転するだけでなく、つねに販路を世界マーケットとして意識し、新たなサービスや製品を開発していく。すでに、県内にはそうした発想で新製品開発に取り組んでいる企業があります。見本市もどこの都市で開催するかではなく、インターネットで世界中とアクセスする時代に入ったと思います。
 世界には人口5万人以下の都市に本社機能を置くグローバルカンパニーがあります。スポーツ用品メーカーのアディダスやプーマです。アディダスとプーマの本社があるのは、ドイツのヘルツォーゲンアウラハという人口2万3千人の町です。どこでも世界本社が置ける時代になりました。福島県内においてすでにグローバルマーケットに入った企業がありますし、東京一極である必要はさらさらなくなりました。人口を大きくしなくても、大企業は存在し、同時にそうした世界にチャレンジする企業を高く評価する風土も求められてきます。
 コミュニティーの規模や地域に関係なく、ネットならだれでもハブ(中心軸)になれます。辺境は存在しません。エンドがセンターになれるのがネットであり、物流革命、そして救援革命をも起こしました。これらからのソーシャル社会ではウエブメディアを活用して初めて、政治維新、経済維新も可能になりましょう。
 除染対策の基本である線量測定も、高度のセンシングシステムとマッピングシステムの活用により、初めて可能になります。
 そして、世界中にFukushimaを情報発信し、最先端の除染をはじめ、被曝防護技術・管理の英知を集めよう。
 「広く知識を世界に求め、万機公論に決すべし」(五箇条の御誓文)は今日こそ真理です。



 
 
 ◇みんなのニュース「FB活用し、福島の復興を」樋渡・武雄市長が郡山で講演
  http://fukushima-net.com/sites/content/684
 ◇みんなのニュース「ジャーナリストの嶌さん、福島と日本の再生語る」郡山でセミナー
  http://www.fukushima-net.com/sites/content/661
 
 ◇みんなのニュース「東電の経営厳しく監視」東京都副知事の猪瀬さんが郡山で講演
  http://www.fukushima-net.com/sites/content/741

 

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