郡山市のリンパ療法センター「凪（なぎ）」は２６日、 同市の介護老人保健施設・さかえハートみらいで、整体とマッサージのボランティアを行った。
　今回を含めて４回にわたり、療法士が施設の入所者と職員約８０人を対象にクラニオセイクラルセラピー（頭蓋仙骨療法）とハンドマッサージを行う。
　クラニオセイクラルセラピーは、施術の際に無理な力をかけず、頭部から足先まで、優しいタッチで骨格の歪みを取っていくのが特徴。
　自律神経を整え、自然治癒力を高める療法で、痛みもなく、心身にリラックス効果をもたらす。
　ハンドマッサージは、手の平で肩や腕、手全体をマッサージし、リンパの流れをよくする。
　同センター代表の片平正子さんは、「クラニオは強い力を加えず刺激が少ないので、年配の方にもおすすめ。手を通して優しさを伝えるような気持ちで施術している」と話している。
　この日は、５０代から９０歳代の入所者約２０人を対象にサービスを行った。
　療法士たちが優しく語りかけながら、こりやしびれのある部分をゆっくりもみほぐしてゆくと、入所者たちは「体がポカポカ暖かくなった」「痛みやこりがどこかに行ってしまったようだ」などと、心地良さに顔をほころばせて語った。
　片平さんは、「体と心はつながっているので、体が緊張すると心も緊張する。クラニオは優しく触れながら心と体をもみほぐす。新しい療法でまだあまり知られていないが、多くの人にぜひ体験してもらいたい」と話している。
　クラニオセイクラルセラピーの問い合わせは、片平正子さん（携帯０９０・１９３４・６７３５）へ。