神田外語グループ（東京・佐野元泰理事長）が福島県天栄村の国際研修施設・ホテル「ブリティッシュ・ヒルズ」（川島和人社長）内に建設していた、中世英国の建築様式をイメージした新しい研修宿泊棟「バラック」が完成した。
　２日は午前１１時から見学会と竣工（しゅんこう）記念式典、祝賀会を催し、新棟の完成を祝う。
同グループは建学の理念「ことばは世界をつなぐ平和の礎」を掲げ、実践的語学の運用能力を持つグローバルな人材育成を進めている。今回の施設は、「外国語教育」「伝統・文化に関する教育」「体験活動」により力を注ぐため、震災被害の影響を受けている福島の地で、「縮小ではなく前進」を合言葉に復興支援策として建設した。
　新棟はメーンハウスから南西側の駐車場近くに建てられた。１６～１７世紀の建築様式をイメージしており、２階建て、延べ床面積約２９２０平方メートル。宿泊棟としては９棟目。部屋（３～４人収容）数は２８室。収容は８０人。既存の施設と合わせると２７１人が宿泊できる。
　隣接してダイニングホール（食事）、タックショップ（買い物）施設も整備された。
新研修宿泊棟は４月中旬から一部オープンしている。
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　同施設では、県の補助を受けた「ふくしまっ子宿泊体験」やファミリー宿泊プランを７～９月、１２～１月にかけて予定している。申し込みは、県内の旅行エージェントへ。
　問い合わせ、予約はブリティッシュ・ヒルズ（電話0248-85-1313、フリーダイヤル0120-13-1386）へ。