皆様、こんにちは。５月は綺麗な月で、いろいろなお花も咲きますし、日本ではゴールデンウイークもありますね。実はポーランドにも大体同じ時期にゴールデンウイークがあります。そこで、ポーランドのゴールデンウイ―クについて説明しましょう。
 まず、５月１日は労働者の日です。社会主義時代は、立派な祭日になっていました。各所ではパレードが行われ、大きな都市の場合はもの凄かったです。ちょうど現在の北朝鮮みたいになっていました。そういうパレードに、働く人たちだけでなく子当時、ポーランドの一部がロシア、プロシアとオーストリアによって分割されていました。憲法が制定されたので、国民はこれで独立できると希望を持ったのですが無理でした。隣国が強すぎて、ポーランドはまた分割されてしまいました。　　　　
結局、１７９５年に、第三次ポーランド分割になって、国が世界の地図から全く消えてしまいました。悲しい歴史です。しかし憲法は素晴らしい書類で、ポーランドが独立してから（分割から１２３年後の１９１８年）、使われました。
第二次世界大戦のあとは、社会主義になりまして、社会主義的な憲法が発布されました。しかし民主主義と同時に昔の憲法に戻されてきました。勿論、今の時代に合わせるために改正されました。社会主義中は、その憲法のことについては勉強することも禁止になっていました。ロシアのことは悪く言ってはいけなかったからです。

ポーランドのゴールデンウイークの長さは年によって違います。土･日曜日を含めますと、一週間ぐらいの連休になります。特に子供にとって長いです。例えば、今年ですと、４月２８･２９日は土･日曜日で、休みです。１日が火曜日ですから、３０日は学校が休日です。２日が平日ですが、１日と３日の間ですから、学校はやっぱり休日です。そして、４日が平日ですが、そのあとは土曜日がきますので、学校は休みです。大人は３０日、２日、４日が平日ですがたくさんの人は休みます。だいたいそういうパターンです。家族であちらこちらに行きます。多くの店がその時は閉まります。

 ポーランドと日本の憲法記念日が偶然同じ日で、ゴールデンウイークも似ていて、そのことでも私は日本により親しみを感じます。