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県庁を郡山に移転推進する会がフォーラム 福島の復興を視野に優位性訴え

県北の福島市から県中の郡山市に県庁、県警本部の移転を目指す「福島県庁を郡山市に移転推進する会」(会長・高木厚保元会津若松商工会議所会頭)の活動が熱を帯びてきた。
 震災から1年2カ月を過ぎた5月12日、フォーラム「ふくしまの復興・未来は県庁移転から-県庁・県警本部はど真ん中に!-」が、郡山市公会堂に約300人の市民らを集めて開かれた。
 元矢祭町長の根本良一最高顧問がコーディネーターを務め、郡山市の原正夫市長、須賀川市の川田昌成県議、会津美里町の渡部英敏町長、前富岡町議会議長の猪狩利衛さん、元白河市議の辺見美奈子さん、須賀川市の会社役員小平太さんの6人がパネラーとして参加した。
 原市長は県庁移転先を個人的な意見とした上で、「県農業試験場跡地(郡山市富田町)がいい。跡地北側には磐越西線が通り、近い将来は新駅の設置が決まる見通しだ。結節点としての役割が大きい」と語った。
 川田県議は、移転費用などを含めた将来見通しを述べた。「費用は他県を参考とすれば1千億円だろう。しかし、建物よりまず中身が大切だ」と強調した。
 県庁移転は明治以降繰り返される県政の懸案事項だが、会津地方の首長として参加した渡部町長は「郡山が燃えれば、会津も燃える」と語り、歴史的な背景になぞらえた。震災、原発事故などで避難を余儀なくされている浜通りの猪狩さんは「福島県の発展を考えるなら、郡山市に県庁を持ってくるしかない」と述べた。白河市の辺見さんは危険度の高い県庁舎を指摘した上で、「(県央の)へその部分に県庁を置くのは当然。私たちは距離や時間面で長年不便を強いられてきた」と訴えた。須賀川市の小平さんも「福島市では所要時間がかかり過ぎ、無駄や浪費がかさむ」と、経営者の立場で指摘した。
 コーディネーター役の根本さんは「県庁移転が『なぜ今なのか』『双葉地方から怨嗟(えんさ)の声が上がるぞ』という言葉を受けるが、決してこの機に乗じての運動ではない。今が大事な時であり、人口減少を食い止め、福島県を活性化できる」と結んだ。
 同会では、2018(平成30)年度までに県庁の移転実現を目指すとしている。
 現在の福島県は1876(明治9)年、中通りの福島県、会津の若松県、浜通りの磐前(いわさき)県の旧3県が統合して誕生。明治政府の決定で、県庁は現在の福島市に置かれた。こうした経緯を背景に、郡山市への県庁移転運動は大きな形で3回起きている。

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