みんなの党幹事長で衆院議員の江田憲司氏は２２日、二本松市で講演し、消費増税について「景気をよくするどころの話ではなく、真逆なことを行おうとしている。まさに財務省の言いなりだ」として、政府や一部民主、自民両党の増税路線を痛烈に批判した。
　江田氏は「消費増税の前にやるべきことがある。景気を良くして経済成長を促す。そのことで企業収益が上がり、税収も増える。経済は生き物であり、真逆なことを行おうとしている」と厳しく指摘した。さらに「財務省の不都合な真実が隠されており、一部の大手新聞も増税路線に走っている」とした。同氏は県議本田朋氏（３８）＝３期、二本松市選出＝の後援会・新緑の集いに出席、「財務省のマインドコントロール」と題して講演した。
　民主党を離脱し、みんなの党入りに向けて調整している本田氏は同日、集いの決意表明で「今の行政の体たらくを変え、消費増税の前に格差是正、官民格差をなくさなければならない。この国は本当に民主主義国家なのか。民主党から離れたのも、決心の行動だった」と述べ、みんなの党入りする方向で検討していることを表明した。
　三保恵一二本松市長、作家の星亮一氏、高野光二県議（ふくしま未来ネットワーク会長）、永藤英機大阪府議（大阪維新の会）、小熊慎司参院議員があいさつした。