海外の著名作家の仕掛け絵本を集めた展示会「とびだす絵本ワールド」が２４日、福島市子どもの夢を育む施設・こむこむ館で開幕した。ページを開くと絵が動いたり、飛び出したりする絵本約６０点が展示され、子どもや愛好家たちの人気を集めている。４月８日まで。

　今回の作品は「福島の子どもたちのために」と、国内のコレクターから借り受けて展示している。

現代の人気作家、ロバート・サブダの「不思議の国のアリス」や、ロタール・メッゲンドルファーの「ザ・シティ・パーク」「インターナショナル・サーカス」、ヴォイチェフ・クバシュタの「あかずきん」、それにアーネスト・二スターらの貴重な古書も出展。

ザ・シティ・パークは初版本が１８８７年と最古級だが、今回は１９８１年の再販本を特別出展。幾通りもの風景を自在に作り出す仕掛け絵本はまさに芸術の域で、来場者たちは興味深く見入っていた。

会場には、実際に手に取って見ることができるものや、器具を使ってページをめくる仕掛け絵本コーナーも設けている。

２４日は、デジタル工作の時間「自分で飛び出してくるカードをつくろう！」も開かれ、親子たちがパソコンを使って思い思いの絵本をつくりあげた。

日時とイベントは次の通り。

▽日時：～４月８日（日）午前９時３０分～午後５時３０分

▽場所：福島市子どもの夢を育む施設・こむこむ館（福島市早稲町１－１）４階企画展示室　電話024-524-3131　http://www.comcom-fukushima.jp/

▽入場：無料

▽デジタル工作の時間「自分で飛び出してくるカードをつくろう！」

【日時】３月２８日（水）～３１日（土）、４月１日（日）、４日（水）～８日（日）土・日は午前１０時３０分～１１時３０分、午後２時～４時。平日は午後２時～４時

【場所】３階ＩＴルーム

【対象】３歳～高校生

【人数】６人（パソコンが空き次第、参加できる）

▽開いてびっくり！ぱくぱくモンスターをつくろう！

【日時】３月３１日（土）午後２時～４時

【場所】４階企画展示室北側出口スペース

【対象】４歳～中学生

【人数】先着５０人

　　※未就学児の参加は保護者同伴に限る


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