世代を超えて外遊びを楽しむ多世代交流事業「第１回大（だい）鬼ごっこ大会」が２０日、郡山市の西部サッカー場であり、約１５０人が鬼ごっこ遊びに興じた。

原発事故以降、外で遊ぶ機会がめっきり減った子どもたちだが、そうした中で時間制限を設けて野外活動を楽しんだ。

プログラムは、複数の鬼が逃げる子を捕まえて鬼が増えていく「増え鬼（ゾンビ鬼）」や、鬼と子をそれぞれ警察と泥棒に見立てた「けいどろ（警察と泥棒）」など３通りの鬼ごっこ遊びを用意。この日は西部学習スポーツセンターの三瓶尚久さん、佐藤成海さん、高島仁さんらから説明や指導を受け、参加者たちはグラウンド狭しと飛び回った。

同サッカー場には放射線量を測るモニタリングポストが常時設置されているが、さらに担当者が各所で計測した結果、数値は問題のない０・７～０・８マイクロシーベルトだった。

野外活動時間も２時間内と規定されているため、時間をできるだけ短縮し、１時間半でプログラムを終えた。

この秋にも趣向を変えて２回目の鬼ごっこ大会を開く予定。

　問い合わせは、郡山市青少年会館（電話024-961-8282）へ。

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