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「これからの福島どう生きるか」 玄侑さん郡山で講演 

福島県三春町在住の僧侶玄侑宗久さん(芥川賞作家)を迎えた講演会が2日、郡山市であった。玄侑さんは「これからの福島をどう生きるか」と題し、原発事故で古里を追われた双葉地方の人たちの人権や、放射線量のとらえ方、廃棄物処理場問題などを幅広い観点で語った。

 廃棄物処置で中間貯蔵施設の受け入れを国から迫られ、双葉町の井戸川克隆町長が野田首相に対し「双葉郡民を国民だと思っていますか、法の下の平等が保障されていますか、憲法で守られていますか」と質問したことに触れて、玄侑さんは「これは人権を主張している。このまま国が放置すればユダヤ人状態になる」と懸念した。その上で、「国は土地を用意し、新たなエリアを形成していく必要がある」と述べた。また、国、県の施策が遅々として進まない点に触れ、「災い転じても足場がない」と現状を憂いた。

中間貯蔵施設に関し、「(県民の多くに)中間貯蔵ではないだろうという思いがある。最後(最終処分場)はどこも引き受け手がなく、永久ではないか感じている。仮置き場についても永久になる可能性がある。それならば、施設もそれなりのものをつくるようにひざ詰めで談判する必要がある」と述べた。

子どもたちの年間被ばく量の目安が、20ミリシーベルトから1ミリシーベルトに撤回されたことにも、「もともとICRP(国際放射線防護委員会)の間違った計算方法が招いたことが要因」とし、「年間1ミリが一人歩きし、とても不可能で現実離れした数値になってしまった。それで危険とされる場所が増え過ぎ、福島県は困った事態に陥っている。(専門家や識者が言う)年間5ミリが妥当な数値ではないか」と指摘した。DNA損傷とその修復、自然界に存在する放射線量、低線被ばく量が蓄積すると考えられていた時代背景にも話が及んだ。

がんを引き起すとされる要因についても言及した。「一番の原因はストレスを抱えた中での呼吸であり、その点、座禅は活性酸素が最も発生しない状態」とアドバイスし、会場の笑いを誘った。最後に玄侑さんは「ストレスによる被害の方がむしろ甚大。わが身にムチ打つことにならないようにしてほしい」と締めくくった。

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