「日本は真に独立国か」
　▼太平洋戦争以降、日本は米国など連合国に無条件降伏。敗戦後は米国の日本統治が始まったと近代史では学んだはずだった。ところが敗戦・占領はともかく、実はそうではなかった。統治・支配構造は戦後70年を過ぎて今日まで連綿と続いている。
　▼「知ってはいけない日本支配の構造」「矢部宏治著、講談社現代新書を読み己の錯覚に気付いたわけだ。日本が置かれた現実と将来に改めて危機感を抱かざるを得ない。なんともやるせない。例えばわが国の上空はほぼ米国の支配下にあると言う現実には驚く。さらに日本国は米国治外法権。こうした実情に改めて驚愕。はたして日本は独立国なのかという初源的な疑問に突き当たる。翻って日本国は存在しないことになるのではないかと言う疑問に突き当たる。これは陰謀論、増して妄想でも無い。れっきとした現実。今日のわが日本の紛れもない姿形である。突き詰めれば日本国は存在しないという結論に達することになる。
　▼ところで、日本に駐留する米軍第374航空団
米軍横田基地（航空自衛隊横田基地）は、立川、昭島、羽村、福生、武蔵村山、瑞穂の6市町に及び、面積139425平方メートル。【立川市のホームページより引用】
これらの土地は無いものになることになる。当然だが、日本国境も存在しない。
　▼これらは陰謀論や妄想でもない。これらがれっきとした現実の姿だ。