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ポーランド・ナウ

No.53「中世の生活がわかる村」

 皆様、こんにちは。
 
 ポーランドの歴史は日本ほど古くはありませんが、それなりに古い歴史を持ちます。発掘のおかげもあり、昔の人たちがどういうふうに生きていたことがわかるようになりました。
 母国の歴史を知ることも伝えることも大事なことです。ポーランドは、ところどころ昔と同じように作られた村落があり、当時の生活習慣を紹介しています。その一つはワルシャワから約200キロ南に離れている「中世期村落」のオサダ・シレドニョヴェチナ(Osada Średniowieczna)というところがあります。
 中世期村落は11〜12世紀のポーランドの家屋、村落に入るための門、当時に崇拝された神々や英雄の彫像などを見学できます。昔の人がどういう仕事をやっていた、どういう道具を使っていた、何を食べていた、どういう薬を作ったりしていたことなどについて教えてもらえます。昔の服を着ている従業員はかなりの知識を持ち、歴史に関連することを大勢の人に伝えます。
 11~12世紀に通常の生活に必要なすべての器具は個人的に作らなければならなかったです。中世期村落はその作り方も観察できます。そのおかげで当時の日常生活の難しさ、苦労とともに楽しさがわかるようになります。食べ物も、店の棚に置いてあったというわけではなかったのです。自分で入手するか、作らなければならなかったわけです。
 土器工房、鍛冶屋、木工房、養蜂家、薬草家などがあり、その中で土器、麻のシャツ、薬、革靴、パンを作る体験が可能です。それが簡単か難しいかわかるようになります。
数百年前の家屋は粘土、木材や藁で作られた茅葺屋根の小屋です。日本にも似ているようなのがありますね。
 注目すべき小屋は「薬草の家」です。そこは様々な当時の薬やお茶が作られるために使われる薬草が乾燥されます。小屋の隣には薬草の畑もあります。
 中世期村落の従業員はそこに住んでいるように思っています。もちろん自分の家がありますが、昼間は村にいて、本当に昔の料理、パン、スープ、薬草でお茶など、木材で彫刻、粘土で食器、鍋などを作ります。そういう昔の料理が食べられます。
 中世の村落に入ると昔の雰囲気に覆われるような感じがします。村の周りは畑、森、有名な山があり、素晴らしい景色です。ポーランドの作家、詩人はその地方(シフィエントクシスキエ地方)についてたくさんの作品を書きました。ポーランド語の授業中にそれを読んで母国についての知識を広げていきます。

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