東日本大震災からの復興を祈念した、いわき市の「第３回いわきサンシャインマラソン」は１２日、過去最多の６７８５人（前回６１２８人）のランナーが出場、海岸線や港湾周辺を舞台に熱走を繰り広げた。

　フルマラソン（日本陸連公認）と１０㌔、５㌔、２㌔、２㌔親子の計５種目で繰り広げられ、このうちフルマラソンには県内外から３８６０人が出場した。ランナーたちは強い風の中、市民の声援を受けながら震災のつめ跡が残る海岸沿いをひた走った。

　～日本の復興を「いわき」から～を合言葉にした今回のマラソンには、過去最多の７８０２人がエントリーした。

フルマラソン男子は、交流都市のハワイ・カウアイマラソンから派遣されたタイラー・マッキャンドレスさん（２５）、同女子は前回大会２位の佐藤由貴さん（３７）＝青森県＝がそれぞれ優勝した。

フルマラソン上位入賞者のうち１人をカウアイマラソン」に、他の入賞者５人程度（ペアを含む）を韓国の「孝（こう）マラソン」に派遣する。

　■柏原選手らゲストランナーも熱走

　

　ゲストランナーとして、ロサンゼルスオリンピック女子マラソンに出場したスポーツジャーナリストの増田明美さん、箱根駅伝で東洋大総合優勝の原動力となった柏原竜二選手＝いわき総合高卒＝らが招かれ、市民らとの交流を深めた。