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福島からの発信

タイの青少年がいわきで日本語研修 東日本国際大が昨年に続き受け入れ 深まる結びつき

東日本大震災の被災地いわき市(福島県)とタイの南部州が、青少年の日本語研修を通じて結びつきを深めている。 昨年、いわき市の学校法人昌平黌・東日本国際大学がタイの青少年の日本語研修の受け入れ先となり、日本とタイ交流の橋渡しを務めたことがきっかけだ。
 今年も昨年に続いてタイの青少年が来市、4月末まで語学や日本の文化、産業などを学んでいる。日本語研修は国内7回目だが、いわき市での開催は2回目。タイ王国主催で、海外との文化交流や留学支援などを進める民間ボランティア団体のカインド・エンジェル・アソシエーションが仲介し、今年も東日本国際大が受け入れ先となった。
 タイ国内での日本留学は英米留学に次ぐステイタスで、最近は日本が人気国のトップになっているという。年間の留学希望者はタイ全土から2000人に上る。今回も定員50人に約2000人が応募し、人気はうなぎ上りだ。タイの高校では日本語の授業履修を実施しているところも多いという。
 だが、現状は現地で日本の大学の説明会に参加できる学生は富裕層などごく一部。両国の言葉の壁も厚く、文化や経済交流のネックになっている面がある。このため、こうした日本語研修と文化交流を若者の層から進めることで、将来は日本の介護医療業務に携わることや観光旅行の増加への期待もある。また、日本と同じく、タイ国内は2026年には急激な高齢社会を迎えることが予想されている。
 今回いわき市入りした日本語研修生は49人。
 開講式は3月15日、東日本国際大であった。カインド・エンジェル・アソシエーション・ジャパンの川上隆弘代表が今後の日程概要を説明した後、招聘の御礼としてカインド・エンジェル・アソシエーションのヌチャリー・プリンセンシリ理事長があいさつ、これに対して東日本国際大の福迫昌之副学長が歓迎のあいさつを述べた。いわき市の上遠野洋一副市長が祝辞を送った。
 研修生を代表してニ・アーファンディ・ロンデーワーさんが「景色の美しく、親しみやすいこの地で研修に励みたい」と日本語で宣誓した。
 研修生たちは、4月29日まで46日にわたって研修。この間、猪苗代町でのスキー体験やいわき市のスパリゾート・ハワイアンズ、工場、東日本大震災記録展示見学、茶道などの日本文化体験、スポーツイベント参加などを予定している。
 4月30日に日本を離れる。
 川上代表は「原発事故を含む被災地での研修のため、昨年は研修生の父母らが心配していた面があった。ところが昨年参加した36人の研修生らがSNSで『(いわきは)安全で教育環境も整っているところ』『復興のエネルギーが感じた』などと発信。こうしたことが不安感の払拭につながった」と話す。
                        (2018・3・15)
 

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