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本宮でカナリヤ映画祭 本宮方式運動の復活呼びかけ

本宮の映画文化を育て、継承する「第4回カナリヤ映画祭」は9月17、18日、本宮市のサンライズもとみやで開かれた。
 前夜祭は、もとみや青年会議所が中心となり制作した「秋桜(コスモス)」(平成9年)が上映された。
 本祭では、数多くの賞を受けた河瀬直美監督、樹木希林主演の「あん」や、本宮高製作の「紡がれた空」、安積黎明高製作の「奇蹟の映画館」、当時の本宮町製作の作品など8作品が上映された。
 上映をはさんでパネルディスカッションもあった。昭和30年代に「本宮方式映画教室」運動の中で製作された「心の山脈」を脚本した千葉茂樹さん、映画を大学の授業に取り入れている新潟大の柳沼宏寿さんが「本宮方式映画教室復活について」をテーマに、学校と家庭、地域社会が一体となって子どもを支えた本宮方式を復活させる取り組みを呼びかけた。千葉さんは「作る人、観せる人、観る人の三位一体」を強調した。
 
 本宮の映画文化は1956(昭和31)年当時、旧本宮町で始まった「本宮方式映画教室運動」の中から生まれた。太陽族やエログロなど当時の青少年に有害とされる映画に対して優れた映画を育てようと始まった母親らの運動で、町民が寄付金を募って資金を調達して完成させたのが「こころの山脈」。本宮に赴任してきた女教師と、子どもたち心温まる交流を描いた作品で、主演の山岡久乃さん、宇野重吉さん、吉行和子さんらとともに、生徒役として本宮小の児童も多数出演した。
 地元を舞台とした映画を作ろうという画期的な手法は「本宮方式」と呼ばれ、全国的な話題を集めた会場には、「こころの山脈」のロケ風景などの写真パネルや記念の書額などが展示された。
 
 映画祭はカナリヤ映画祭実行委員会、NPO法人・本宮の映画文化を継承する会の主催。
「本宮方式映画教室」運動を次世代に残そうという趣旨で始まった。

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