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ポーランド・ナウ

№37 初聖体の儀式

 皆様、こんにちは。  
 今回はポーランドの子どもの習慣について書きたいと思います。

  ポーランドは966年からローマカトリックの国です。966年に国家として洗礼を受けました。今年はちょうど1050年経ちましたのでそれに関する様々な行事が行われます。

 今回はこのことではなく、毎年5月中の日曜日に行われる「初聖体の儀式」をご紹介いたします。ポーランド語では “Pierwsza komunia święta ピエルフシャ・コムニャ・シフィェンタ”といいます。  

 ポーランドでは、子どもは生まれると数週間後に洗礼を受け、名前をつけてもらいます。ですから自分の名前が洗礼名になります。  

 8歳になったら、初めて”聖体”を食べます。小さい子どもは”聖体”というのが何だかまだわからないかもしれませんので、ある程度大きくなってから初めて食べるのです。  
 「初聖体の儀式」は大事な行事なので、特別な服を着ます。
 女の子は白く長いドレスで、花輪を被って、靴や手袋なども白です。男の子は、教会によって違いますが、上着は白で、ズボンは黒又は白です。普通はみんなが同じデザインのシンプルな服を着ます。自分の子どもがより豪華に見えてほしくて、飾りの多い服を着せる親もいます。  

 ミサも特別です。初聖体に関連する聖歌を歌ったりして、”聖体”をいただく前に初めての懺悔をします。儀式が終わってから家族で立派な昼食をとります。一番大事なミサは日曜日にありますが次の一週間も毎日の夕方に教会へ行きます。記念のために、一年後にもう一回同じ儀式が行われます。  

 5月にポーランドにいらっしゃるご機会がありましたら、白い服を着ている子どもたちと出会えるかもしれませんね。
 それでは、またお会いしましょう。


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