サイト内を検索 WWWを検索
HOME > みんなのニュース > 原発事故の現状報告 福島で原発と人権全国研究・交流集会
みんなのニュース

原発事故の現状報告 福島で原発と人権全国研究・交流集会

脱原発に取り組む大学教授や法律家、科学者らが集まった「〈原発と人権〉全国研究・交流集会inくしま」が3月19、20の両日、福島市の福島大学であった。 東京電力福島第一原発事故後の福島の状況と展望を考える全国的な集会で3回目。反原発の立場で原発研究者、学術関係者、ジャーナリスト、原発事故の賠償を求めて集団訴訟を起こしている原告らが参加した。 集会では、原発被害の発生から5年が経過し、事故当初は予想していなかった数々の問題が提起されている―として、政府の原発政策の基本的な転換を勝ち取り、原発被災者の円満な生活の回復を目指すことを宣言した。
 初日は「福島第一原発は今どうなっているのか」をテーマに新聞記者と原発プラント技術者が報告。
 東京新聞原発取材班キャップの山川剛史さんは「最新の映像で見る福島第一原発の現状」をリポートした。原子炉の冷却水に関しては「放射能汚染水は(タンク容量95万㌧程度に対して)80万㌧はとうに超えている」とし、凍土遮水壁をめぐっては「リスクがあり、果してうまくいくのか。水位が逆転し漏れはないか」と懸念を示した。
 溶け落ちた核燃料は、現在安定的に冷却。海側遮水壁の完成で海洋汚染のリスクは大幅に低下しているとした。第一原発周辺は、使い終わった防護服や靴下などはコンテナに入れて山積みされ、名物だった桜並木は“タンク並木”になっている現状を報告した。
 原子力市民委員会・プラント技術者の会の筒井哲郎さんは、専門家の立場で「福島第一原発・原子炉の状況と廃炉の技術的展望」について説明した。
 引き続き、被災者、訴訟原告が区域外避難者の住宅支援打ち切りや避難指示解除と支援の打ち切りなどについて問題提起。福島大名誉教授の鈴木浩さんは「現在の復興政策の問題点とあるべき復興政策」、元裁判官で弁護士の井戸謙一さんは「この5年間の原発関連訴訟の到達点と問題点」、日本環境会議名誉理事長で立教大名誉教授の淡路剛久さんは「原発被害を権利の面からどう捉えられるか。法的責任論をどう構築するか」とテーマにそれぞれ報告した。
 2日目は分科会などを開き、ワークショップ方式で吉岡斉さん(原子力市民委員会・九州大)、筒井哲郎さん(原子力市民委員会)、飯田哲也さん(環境エネルギー政策研究所)、松原弘直さん(環境エネルギー政策研究所)、佐藤彌右衛門さん(会津電力)が意見を交わした。寺西俊一さん(日本環境会議)が座長を務めた。

おすすめ情報(PR)

既製服にはない美しいフィット感
誂えのセレクトショップ・佐藤洋服店(本宮市)は、既製服にはないフィット感の美しいシルエットのスーツなどを提供している。ジャケット、オーダースーツ、靴なども取り扱っている。
海産物専門店「おのざき」の通販
全国一律1,000円の送料。届け先1件あたり。クール代・税込み。お買い上げ代金10,000円以上で送料無料。フリーダイヤル0120-024-137。携帯電話からは0246-23-4174
日持ちする「プリザーブドローズ」
にこにこバラ園(須賀川市)は、1年以上持つというプリザーブドローズを発売。バラ園がデザインしたプリザのバラアレンジメント。バラの季節を迎え、特価でのバケツ売りの特売日もあり。ホームページ2,000円〜10,000円台(消費税別)。送料は別途。Tel・Fax0248-72-7834
かに徳の宴会と法要プラン
かに刺し満足コース・かにすき鍋満足コース・かにちり鍋満足コースを用意。2時間飲み放題。無料送迎バス付き(10名様以上)。予約は☎024-931-2188
亀屋食品こだわり豆腐ギフトセット
木綿青ばた豆腐、青ばた寄せ豆腐、ごま豆腐、手あげなどの1500円セット(7品6種)と2000円セット(10品7種)。箱代・氷代込み。送料は別途。電話0248-82-2760・ファックス0248-82-2761

本宮特産・本宮烏骨鶏の酵母卵
ビール酵母で元気に育った烏骨鶏の酵母卵とトローリ酵母卵。熱処理した高品質の飼料をエサに安心・安全に飼育しました。卵黄のみを使って独自開発した酵母卵の卵油もどうぞ。

潮目食堂エブリア店オープン
海産物専門のおのざき(いわき市平鎌田町)は、いわき市鹿島の鹿島ショッピングセンターエブリア内に潮目食堂をオープン。2店目。ボリュームのある海鮮が自慢で、海鮮丼、刺身盛り、焼き魚定食など豊富なメニューを用意。
縫製工場・店舗が営業再開
台風19号による水害で縫製工場・店舗が被災した(株)アルバTOWA(旧東和ユニフォーム・本宮市本宮字舘町2-1)、SATO TAILOR 佐藤洋服店(同)は、ともに営業を再開

おすすめサイト