サイト内を検索 WWWを検索
HOME > コラム・筆は一本也 > 「なんのための帰還」
コラム・筆は一本也

「なんのための帰還」

5年目を迎えた「3.11」から数日が経ち、震災や原発事故に関するニュースは一気に少なくなった。連日いろいろな事件や事故が起きているわけだからこれは致し方ないところがある。それにしても福島県の地元紙に載った震災の特集記事には恐れ入る。特集のほとんどが広告で占められていた。今や営利が最優先のメディアだから当然と言えば当然だが、その当ウェブニュースもスポンサーに頼って発信している。偉そうなことは言えないが、それにしても「復興」は自らのためにあるような特集にも感じた。
 
▼さて、風化がどんどん進む震災・原発事故だが、皮肉なことに福島県産の農畜産物や水産物の消費は遅れる一方。風評被害は加速するばかりだ。台湾では相変わらず酒類を除いて食品の輸入停止措置が続いており、放射能汚染という現実の厳しさをあらわにしている。放射能汚染による帰還困難区域の見直しも浮上している。安倍首相が今夏までに区域見直しについて言明したものだが、自然低減に加えて里山の除染も手付かずの現状での見直しには大変な危機感を感じる。
 
▼帰還可能性のある地域は悲喜こもごもだろう。特に困難区域に線引きされると、高齢者が生きている間にふるさとでの余生を過ごすことは難しくなる。線引きに際してはとにかく地元の意向を的確に把握し、放射線量だけで単純に判断することがあってはならないのではないか。区域見直しとは関係ないが、何故か気になる事態が起きている。廃炉作業や事故処理にあたっている作業員の大半が普通の出で立ちで作業にあたっている。建屋内などを除けば約9割のエリアで防護服やマスクを身に付けなくてもよくなった。
 
▼うがった見方だが、低減しつつある線量をアピールしているのか、それとも作業の効率を高める狙いか。ともかく帰還可能地域の判断と結びつけられては困る。片や復興庁の存続が具体化しつつあるのは朗報だが、帰還可能地域の線引きには生活インフラの復旧が第一条件だ。帰還はしたが、商店も医療施設もガソリンスタンドも無い中では生活が成り立たない。被災地、被災者に心から寄り添っての施策展開をあらためて肝に銘じるべきだ。【天下無双】
                         (2016・3・17)

おすすめ情報(PR)

既製服にはない美しいフィット感
誂えのセレクトショップ・佐藤洋服店(本宮市)は、既製服にはないフィット感の美しいシルエットのスーツなどを提供している。ジャケット、オーダースーツ、靴なども取り扱っている。
海産物専門店「おのざき」の通販
全国一律1,000円の送料。届け先1件あたり。クール代・税込み。お買い上げ代金10,000円以上で送料無料。フリーダイヤル0120-024-137。携帯電話からは0246-23-4174
日持ちする「プリザーブドローズ」
にこにこバラ園(須賀川市)は、1年以上持つというプリザーブドローズを発売。バラ園がデザインしたプリザのバラアレンジメント。バラの季節を迎え、特価でのバケツ売りの特売日もあり。ホームページ2,000円〜10,000円台(消費税別)。送料は別途。Tel・Fax0248-72-7834
かに徳の宴会と法要プラン
かに刺し満足コース・かにすき鍋満足コース・かにちり鍋満足コースを用意。2時間飲み放題。無料送迎バス付き(10名様以上)。予約は☎024-931-2188
亀屋食品こだわり豆腐ギフトセット
木綿青ばた豆腐、青ばた寄せ豆腐、ごま豆腐、手あげなどの1500円セット(7品6種)と2000円セット(10品7種)。箱代・氷代込み。送料は別途。電話0248-82-2760・ファックス0248-82-2761

本宮特産・本宮烏骨鶏の酵母卵
ビール酵母で元気に育った烏骨鶏の酵母卵とトローリ酵母卵。熱処理した高品質の飼料をエサに安心・安全に飼育しました。卵黄のみを使って独自開発した酵母卵の卵油もどうぞ。

潮目食堂エブリア店オープン
海産物専門のおのざき(いわき市平鎌田町)は、いわき市鹿島の鹿島ショッピングセンターエブリア内に潮目食堂をオープン。2店目。ボリュームのある海鮮が自慢で、海鮮丼、刺身盛り、焼き魚定食など豊富なメニューを用意。
縫製工場・店舗が営業再開
台風19号による水害で縫製工場・店舗が被災した(株)アルバTOWA(旧東和ユニフォーム・本宮市本宮字舘町2-1)、SATO TAILOR 佐藤洋服店(同)は、ともに営業を再開

おすすめサイト