サイト内を検索 WWWを検索
HOME > コラム・筆は一本也 > 「一陽来復を待つ」
コラム・筆は一本也

「一陽来復を待つ」

きょうは冬至。一年で昼が最も短く夜が長い日だが、何故かこの日を境にこれからは昼が長くなってくると思うと、自然と心もウキウキしてくるような気がする。しかし、「冬至冬なか冬はじめ」と言われるように二十四節気では冬の真ん中。実際は真冬の始まりであり、これからは厳しい季節の突入となる。今は暖冬異変と言われているが、一方で温暖化が進む中で大雪にもなりやすく、積雪にはしっかりした対策が必要だ。北海道を襲っている寒気がいつ南下するかもわからない。
 
▼冬至を意味する言葉に一陽来復の四字熟語がある。この日を境に太陽が復活することを意味しているが、悪いことばかり続いた後にようやく幸運に向かうという意味合いでも使われる。冬至と言えば、柚子(ゆず)が付き物。太陽を意味し、弱まった太陽の気を補うとも言われ、ゆず湯に入り無病息災を祈る風習もある。強い香りが邪気を払うが、確かに太陽を連想させる果実でもある。愛車のトランクに置いて悪臭を追放することを心がけている筆者でもある。なかには靴の中に置く方もいるようだ。
 
▼柚子は煮物や和え物にも欠かせず、香りや酸味は寒い時期のリフレッシュに効果があるという。冬至は7つの「ん」の付く食べ物を食べると運が付くとも言われる。その食べ物とは「南京(かぼちゃ)、人参(にんじん)、金柑(きんかん)、蓮根(れんこん)、銀杏(いちょう)、寒天(かんてん)、うどん」を指すそうだ。おせち料理に出てきそうな食材なだけに待ち遠しくもある。カボチャは素肌や粘膜を丈夫にし、抵抗力をつけるためにかぜの予防にも最適とか。
 
冬至を境にして、米粒ひとつずつ、畳の目ひとつずつ日が長くなるという。そう言えば冬休みが終わり、松の内が明ける7日あたりにかけて昼の長さが実感できる。米粒、畳の目はいまだ試したことはないが、筆者が幼かったころに祖母がよく話していたことを思い出す。ぜひ新年は密かに試してみようと思っている。わが家には畳の間がないため、まずは新米を使って。さて、内外ともますます物騒になる世の中だが、わずかでもこうした平和で穏やかな日々を願いつつ新年を迎えたい。【平和太郎】
                     (2015・12・22)

おすすめ情報(PR)

既製服にはない美しいフィット感
誂えのセレクトショップ・佐藤洋服店(本宮市)は、既製服にはないフィット感の美しいシルエットのスーツなどを提供している。ジャケット、オーダースーツ、靴なども取り扱っている。
海産物専門店「おのざき」の通販
全国一律1,000円の送料。届け先1件あたり。クール代・税込み。お買い上げ代金10,000円以上で送料無料。フリーダイヤル0120-024-137。携帯電話からは0246-23-4174
日持ちする「プリザーブドローズ」
にこにこバラ園(須賀川市)は、1年以上持つというプリザーブドローズを発売。バラ園がデザインしたプリザのバラアレンジメント。バラの季節を迎え、特価でのバケツ売りの特売日もあり。ホームページ2,000円〜10,000円台(消費税別)。送料は別途。Tel・Fax0248-72-7834
かに徳の宴会と法要プラン
かに刺し満足コース・かにすき鍋満足コース・かにちり鍋満足コースを用意。2時間飲み放題。無料送迎バス付き(10名様以上)。予約は☎024-931-2188
亀屋食品こだわり豆腐ギフトセット
木綿青ばた豆腐、青ばた寄せ豆腐、ごま豆腐、手あげなどの1500円セット(7品6種)と2000円セット(10品7種)。箱代・氷代込み。送料は別途。電話0248-82-2760・ファックス0248-82-2761

本宮特産・本宮烏骨鶏の酵母卵
ビール酵母で元気に育った烏骨鶏の酵母卵とトローリ酵母卵。熱処理した高品質の飼料をエサに安心・安全に飼育しました。卵黄のみを使って独自開発した酵母卵の卵油もどうぞ。

潮目食堂エブリア店オープン
海産物専門のおのざき(いわき市平鎌田町)は、いわき市鹿島の鹿島ショッピングセンターエブリア内に潮目食堂をオープン。2店目。ボリュームのある海鮮が自慢で、海鮮丼、刺身盛り、焼き魚定食など豊富なメニューを用意。
縫製工場・店舗が営業再開
台風19号による水害で縫製工場・店舗が被災した(株)アルバTOWA(旧東和ユニフォーム・本宮市本宮字舘町2-1)、SATO TAILOR 佐藤洋服店(同)は、ともに営業を再開

おすすめサイト