５つの高校の木管アンサンブルグループが奏でる「第５３回ホールコンサート」は２８日、郡山市のハーモニーステーション郡山で開かれた。

吹奏楽部に所属する安積黎明、郡山、郡山東、帝京安積、日大東北の各高校生が出演した。

高校生たちは日ごろは大きな編成で演奏しているが、今回は同じ種類や同族楽器による小アンサンブルでの演奏。各グループや曲について紹介した後、少人数ならではのよりきめ細かな表現で思い思いのパフォーマンスを繰り広げていた。

市民たちは高校生たちの鮮やかな演奏ぶりに熱心に聴き入っていた。

進行を務めた郡山市教委文化課の佐藤守廣さんは「高校生の小アンサンブルでのコンサートは今回初めて。指導者の資質向上も相まって高校生の演奏レベルは年々目覚ましく向上し、コンクールのほかにも発表の場を設けてあげたいと思います」と話す。

特別出演で穂苅由美子さん（郡山女子大学短期大学部音楽科・非常勤講師）のフルート演奏があり、市民たちはアットホームな雰囲気の中で質の高い演奏に満足した様子だった。