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コラム・筆は一本也

「暮色の嘆き」

江戸時代に「花・月・菊・雪」とともに五つの風流ともてはやされた虫の声。庶民にとっては身近でささやかな風雅でもあったらしい。虫の音色は当世とは違い、ラジオ、テレビはもちろん、スマホもなかった時代だけにそこはかとなく夜長を楽しめたのではなかろうか。暑さ寒さも彼岸までとは言うが、「秋分の日」を境に日ごとに夜長になるきょうこのごろ。虫の声をBGMに熱燗で秋の夜を過ごすのも乙なものである。深酒で鳴き音も耳に入らないことのないようにほどほどに嗜(たしな)みたい。
 
▼秋の風情をとりわけ感じさせるのは、やはりスズムシだろうか。黒褐色の羽根が忙しそうに羽ばたいて奏でる音色。虫カゴ付きで売られているが、子どもたちには根強い人気がある。キュウリやスイカなどが好物だが、それでもゴーヤーはせっかくのスズムシを殺してしまう恐れもあり、くれぐれも与えないように。秋と言えばコオロギも忘れてはいけない。スズムシと並んで秋に鳴く虫の代表格でもある。「鳴く虫の女王」とも。それでも鳴くのはオスなのに女王と呼ばれるのはこれ如何に。
 
▼とにもかくにも「ルールールー」と切れ目なく澄んだ音色がとても心地よい。ところで、コオロギには3つのパターンの鳴き声があるらしい。耳を研ぎ澄ましてぜひとも聞き入ってみたい。そのパターンとは…。ひとつは縄張りを表す、一人鳴きの「コロコロコロ」。メスに呼びかける「コロコロリー」の誘い鳴き。そしてメスを巡ってオス同士が争う際に鳴く「けんか鳴き」の3つという。寝苦しい夏の夜も過ぎ、早い寝入りが特技の主にすれば聞き分ける時間もなく、今宵こそはと思う。スズムシの音は認識出来ても、コオロギやカンタンの区別はいまだ及ばない。
 
▼そう考えてしまうと、とても風流人にはなれないとわが身を恨むが、それでもあっさりと眠りこけてしまう秋の夜。さて、この秋の夜長をどう過ごそうかとまんじりと考えるが、そんな中、国民の圧倒的反対にも関わらず安保関連法案を成立させた安倍首相が昨夜記者会見を開いた。質問する記者もすでに気力が失われたのか、何とも気の抜けたサイダーのような会見模様だった。挙げ句の果て、質問に先立ち「お疲れ様でした」と放つTV記者もいた。それは貴社の上司、先輩なりに向けて言うあいさつである。【秋色暮色】
                             (2015・9・26)

 
 

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