古くから商人のまちと呼ばれてきた福島県央の須賀川市で6月14日、趣のある路地を活用した出店型イベント「Rojima」が開かれ、好評を博した。
　は須賀川市の中心部の路地を活用し、空き地や神社の境内など含め普段は地元の人しか通らないような生活道路に出店し、まちの活性にも貢献しようという試み。ハンドメイドのアクセサリーなどを販売する雑貨店や、果実を使ったジャムなどを並べた出店が並んだ。
　普段は人の少ない歴史ある路地裏を散策しながら、若者らが各ブースを巡り、品定めしていた。
　Rojima事務局の有馬毅さんは「出店者を募るのが一番の苦労だったが、たくさんの人がイベントに訪れてもらい苦労が報われた。店舗を出そうとしている個人事業者に試験的に出店をしてもら

い、須賀川の商店街の良さを少しでも知ってほしい。これからも定期的に開くので、多くの人に足を運んでほしい」と話した。
　ブースを姉妹で出店した手作り店の二人は、福島市で手作りの雑貨を販売しているが、今回は須賀川市の路地でのPR。「いろいろな人に自分たちの手作り商品を知ってほしいし、テレビのセットのような場所で商品が販売できてうれしい」とコメントした。
　Rojimaのメンバーは、福島の復興に取り組む「ふくしま復興塾」の卒業生。7月も須賀川市内の路地でプレショップ街を開く。
　http://rojima.jimdo.com