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コラム・筆は一本也

「野口博士千円札の価値」

あす21日は二十四節気の一つ「小満」。陽気が良くなり、万物の成長する気が次第に長じて天地に満ち始めるころと伝わる。この日は、福島県出身の細菌学者・野口英世博士の命日でもある。生家は観光地の猪苗代湖畔にあり、先ごろは野口英世記念館がリニューアルされた。遠来からのツアー客などで四季を通じてにぎわいを見せる。眼前には雄大な磐梯山がそびえ、本県を代表する観光名所でもある。湖水から眺めた磐梯山はまさに絶景かな、である。
 
▼明治22年の磐梯山爆発で誕生した猪苗代湖は、国内で三番目の面積を持つ。夏は湖水浴、ヨット遊びやキャンプでごった返すリゾート地でもある。そうした中での人気観光スポットが野口記念館。その野口博士が平成16年、千円札の肖像に使われた。今は当時のような人気はないが、かつては給料の1万円札を千円札に替える人たちで金融機関や郵便局は列をなした。あれから10年以上が経つが、このころの福島が懐かしくなる。
 
▼千円札のエピソードのついでになるが、明治の初めのころはまだ「両」という単位が使われていた。当時の財務担当参議、大隈重信が十進法に改め、金貨を欧米並みに円形にするように主張して「円」になったとされている。そのころの1両は今の約3万円に相当するそうだ。円に変わったころの1円は1㌦(メキシコ銀貨)とされるから、相当に実力のあるお金だったらしい。ちなみに今日は1㌦=119円前後で取り引きされている。
 
▼現在は円安で輸出産業、大企業は空前の高収益にわく。片や多くの中小企業は恩恵に預かれない。経済学者によって見解は分かれるが、1㌦=80円前後が理想とされる。円安は主に輸入企業にはマイナスだが、かつては1㌦=360円という固定相場だった時代もある。そこからすると、日本の実力はやはり世界トップクラスだろうか。消費税引き上げを控え、千円札野口博士はどう見ているか。昼食代込みで1日千円で暮らすサラリーマンも多いが、果してその価値は。【平々凡々】
                      (2015・5・20)

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