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コラム・筆は一本也

「ハトをめぐる思い」

きょうは「母の日」だが、愛鳥週間の始まりでもある。野鳥は巣作りや外敵から身を守るため森林に生息することが多い。そうしたことからも自然環境のバロメーターとされる。そんな野鳥だが、迷惑なこともある。早朝や乳幼児の昼寝の時間帯にやたら鳴き続ける野鳩には癪に障ることがある。初夏の季節を迎え、間もなくカッコウも甲高い声を響かせる。ところでハトの鳴き声の解釈は種々あるようだが、筆者には「デテッポッポ」と聞こえてしまう。近所に住む年輩者から「鳴き声の止まるところで天気の変動が解る」と聞かされたことがある。
 
▼それにしても、あのドスの効いた声でしつこく繰り返されると愛鳥の心も消え失せてしまう。平和のシンボル・ハトに恨みはないが、鳴き声だけはどうも馴染めない。動物の世界でも餌の食べ順などで序列があるようで、その点、ハトは義理堅いというか、親思いの鳥らしい。「三枝(さんし)の礼」という言葉がある。ハトは親鳥の止まっている枝から三本下の枝に止まる、ということらしい。ハトにも親を敬う心があるという例えだが、「母の日」にはぴったしかもしれない。ハトの生態だが、近くの野鳥の森に行って確かめてみたい。
 
▼早朝や突然鳴き出す野鳩はいつも一羽のようだが、遠くから聞こえることも珍しくない。森のどこかには親子のハトが住み着いていることは確かだ。ハトに小言を言うのもいささか気が引けるが、かつて仕事の夜勤明けで耳障りな鳴き声に悩まされたことが起因しているようだ。秋に聞こえてくるスズムシの虫の鳴き声は風情もあるが、平和のシンボルにしてはやたら騒々しい。やたら平和主義を唱える昨今と重ね合わせながら愚痴の一つをハトにぶつけてしまった。ともかく三枝の礼でもって穏やかな鳴き声になってほしい。
 
▼ついでに、ごみ集積場にやってきてごみ袋を荒らすカラスも愛鳥心をかき消す存在だ。車に汚物を撒き散らすスズメも多い。害鳥を上げればきりがないが、まずは益鳥に感謝する週間でもある。そういえば家探しで目についたのが、全国宅地建物取引業協会連合会のシンボルマークがハトマークだった。太陽の赤に、大地を表わす緑のハトと、白ハトの二羽のハトマークだが、「取引の公正」を意味するという。看板のハトを眺めつつ、ちょうどいかぬ物件探しにはひと苦労しているが、福島県の都市部の不動産がかなり活発に流動していたのには驚いた。【天下泰平】
                  (2015・5・10)

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