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コラム・筆は一本也

「花見気分も台無し」

サクラ前線の北上も駆け足となり、きのうは福島市で開花宣言があった。これから東北各地で相次いでサクラの便りが届くだろう。昨日、知人から東京・千鳥ヶ淵のサクラの満開の写真がメールで届いた。絶景かなである。きょうの東京行きを楽しみにしていたが、天気予報ではあいにく雨模様とのこと。旅気分も半減と言ったところである。バカ陽気とも言われたこのところの気温上昇で早咲きのサクラがかなり見られるようになったが、そんな中で花粉が飛散し、それに何とも怖いのは中国大陸から偏西風に乗ってやってくる「PM2.5」。
 
▼せっかく洗車したのに砂漠の砂のような粉塵で台無し。もちろん洗濯物を外に干すのは厳禁。ただでさえ放射性物質が春風で右往左往しており大気汚染にマスク姿も珍しくなくなった。インフルエンザはほぼ終息したのに、今度は汗を吹き出しながらのマスク着用。とにもかくにも住みにくい世の中になっている。花粉症もあるが、毎月訪れている近くの内科医院は院長をはじめ看護士、事務員までがマスク姿。通院患者もマスク姿だからカゼの予防策としての着用かもしれない。それでもこの時期、「一億総マスク」の出で立ちは不気味だ。
 
▼さて、花見と言えばサクラだが、昔はウメが主役の時もあった。かの「万葉集」ではウメを詠んだ歌がサクラの三倍以上もあったという。それが「古今和歌集」になるとサクラが主役となる。開花宣言が出ると家族や職場、友達グループの場所確保も始まるが、そんな庶民の花見が盛んになったのは江戸・元禄のころ。サクラは散るのも早く、散り際の潔さなどから武士の理想とされたりもした。本来の武士の意からすれば、ありがた迷惑かもしれない。ともかくサクラは日本の国花でもあり、なおさら愛でる気持ちが自ずと高まってくる。
 
▼気になるのがきょうから今週末の傘マークの空模様。せっかく咲いた花びらを散らす恐れもある。「あぁ無情」の気持ちでもあるが、このころには「菜種つゆ」と称して春雨のイタズラがある。風流に「春雨じゃ濡れて行こう」などと気取っている場合ではない。放射性物質や粉塵が降りかかることも忘れてはならない。たかがお花見だが、気を遣う昨今である。そういえば、子どもの声が騒音として、保育所建設に反対する住民たちがいるとか。震災で学んだ「絆」とは裏腹に世知辛い世の中でもある。【笑止千万】
                (2015・4・3)

 

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