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コラム・筆は一本也

「春は苦みを盛れ」

勝手気ままに舞い降り来る淡雪は、意地悪そうに春を遠ざけている。ウグイスでなくとも、近づく春の足音には歓声も滞りがちになる。弥生三月が幕開けし、虫がうごめく啓蟄(けいちつ)も過ぎ、ようやく春本番かと思えば、ここ数日の福島は雪や冷雨に逆戻りのようだ。県内の公私立高校では卒業式も終わり、フレッシュな若人が人通りに目立つようになった。高校卒業者の約6割はいよいよ実社会に飛び出すが、厳しい社会についてゆけず、陰に隠れてうなだれ涙する女子もたまに見かける。見知らぬ子にもそんな時は「頑張れよ」とつい声をかけたくなる。
 
▼人間社会だけでなく、ともかくこの季節は自然界も春を待ちかねたように躍動する光景が目につく。6日は啓蟄だったが、冬ごもりをしていた虫たちもいよいよ動き始める季節。「啓」は開く「蟄」は冬眠中の虫を表すが、昔はヘビやカエル、トカゲなどの割合に小さきものは虫と呼ばれていたようだ。野山に足を踏み入れるとやはり春めいているのが実感できる。桃の節句にはハウス栽培の桃の花が主役を務めたが、果樹地帯の桃もつぼみが膨らみ、気温の上昇に連れ愛らしい花を咲かせるのももうすぐ。
 
▼芽を出し始めた雑草類には下草刈りで閉口するが、よくよく見ればタンポポや土筆(つくし)も顔をのぞかせている。日増しに春の足音は早くなっている。なんとなく心もウキウキし、体の動きも自ずと軽く躍動的になる。春は精神的にも肉体的にも万物に活力を与えてくれる。 山菜シーズンにはしばし間があるが、筆を連想させる土筆も日当たりのよい土手に芽を出し始めた。この季節、土筆を佃煮や和えものとして旬を味わう食通もいる。何度か食したことがあるが、はやりスンナリとのどは通らなかった。店頭に出始めたコシアブラや新タマネギ、ハワサビ、ニラなどは美味だ。
 
▼「春の皿には苦みを盛れ」という教えもあるようで、山菜などの苦み成分が冬場にたまった老廃物を排出させてくれるらしい。さて、不明朗な献金や寄付を受けている政治家たちにもこの際、冬ごもりでたまった老廃物をすっきりと出してもらい、間近に迫った統一地方選や来夏にも予想される衆参ダブル選に備えて欲しいもの。清き一票を初めて行使する18〜20歳の若者を失望させることなく、そう願いたい。虫と同じように目覚めさせてくれる自然界の食材に感謝しつつ、苦みも味わった。【天下無双】
                (2015・3・8)

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