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コラム・筆は一本也

「ひねくれ者の戯言」

間もなく「3.11」から4年となる。未曾有の大災害、大事故と連続して禍災を被った福島県は、何よりも東京電力福島第一原発の爆発事故により、「FUKUSHIMA」という名で世界に知れ渡った。福島の復興は進んでいるのかと問われれば、答えはいまだに不明瞭。少なくとも心の復興は重い扉に閉ざされたままだ。福島は3.11以来、時間が止まったままの「鎖」に囲われた原発立地周辺と、日常変わらぬ他の市や町村が同居する。不思議な空間のようでさえある。
 
▼平穏な日々を壊され、今も避難を続ける人。故郷の復興へと戻る人。被災者ボランティアにかかわる人。復興ビジネスに邁進する人…。それぞれに思いを抱えながら日々を重ねる今の福島人の有りようだが、これとて世の中から遊離したところで睥睨(へいげい)しているようで嫌な気持ちにもなる。自らに鞭を打って立ち上がる人、自信を失いかけ途方に暮れる人など、生き方一つとっても各様だ。愚生もそんななかの弱い存在の一人かもしれない。
 
▼これまで自らの弱さを隠しながら、マンパワーで通してきた前職時代。立ちはだかった未曾有の危機は、そんなものなど通用せず一蹴の如く蹴散らされてしまった。不条理も重なり、一からの出直しと覚悟を決めた。被災地・福島から発信する電子新聞を立ち上げて4年。前の同僚の手を借りながら、荒削りにも書き留めてきたコラムだが、やっとこさで今回500回を数えた。休筆した日も多かったが、福島の復興が続く限り、これからも続けてゆきたいと願っている。
 
▼小紙コラムを立ち上げた際、こんなことを記していた。「近ごろの政治家、官僚、財界人の『軽口』は癪(しゃく)に障(さわ)る。腹が立ったところにひらめいたのが、<右を見ても左を見ても軽弁家>」。「按(あん)ずるに筆は一本也(なり)、箸は二本也、衆寡敵せずと知るべし」(斎藤緑雨)。この警句をわが身に刻み、批判精神だけは持ち続けたいと願って立ち上げた次第。ひねくれ小僧ならぬ、ひねくれ親爺の戯言にしばしおつきあいを。【笑止千万】
                    (2015222

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