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コラム・筆は一本也

「春は心うきうき」

「冬来たりなば春遠からじ」。国内外で起きた悲惨な出来事から、わが身に降りかかった些細なことも含めてここ数日、暗鬱な気分になっていたが、ようやく光が差し込んできたような気がする。邪気を振り払うという、待ちかねた節分。それにあすは気分も温かくなる立春だ。気のせいか太陽の光も暖かく感じるようになった。「春は名のみの風の寒さや…」。文部省唱歌「早春賦」にも歌われるように寒さはもうしばらく続くが、もう少しの辛抱と言い聞かせつつ、何よりも心が躍る節気ではある。
 
▼その節分だが、旧暦では大晦日にあたり、豆まきも邪気や疫病を払う古来よりの行事だった。福豆を齢よりひとつ多く食べると病気をしない、という言い伝えもあるが、加齢とともにめっきり歯も弱くなり、まずは齢の数をと思って食べ続ける。しかし、大事な歯が折れたりするから高齢者は堅いものは注意が要必要だ。もちろん部分入れ歯や総入れ歯も要注意であることに変わりはない。幼子のいる家からは元気な「福は内、鬼は外」の掛け声も聞こえてくるが、齢を重ねるごとに次第に照れくさくなり、福の神や鬼に聞こえないような小声で豆まきをやったことを思い出す。
 
▼節分を終えれば立春だが、この「立」という言葉は伏せていた思いを奮い立たせる意味もあるのではないかと、一人解釈している。立夏、立秋、立冬とともに四季の始まりを意味する「四立」(しりゅう)のひとつでもある。旧暦では元日にあたり、暦の上では立夏までが春とされる。これから今年最初に吹く強い南よりの風が「春一番」と呼ばれ、近所仲間の茶飲み話でも春の話題がめっきり多くなる。春のつく動植物も多く、チラホラ咲き始めた梅は春告草(はるつげぐさ)とか、風待草とも称される。動物ではなんといっても春告鳥と呼ばれるウグイス、魚では春告魚のニシンがある。
 
▼春先の雪もボタン雪や綿雪と呼ばれる淡雪が主役となり、寒暖の繰り返しが演出する氷柱もあちこちで見られるようになる。寒さはまだ当分続くが、公立高校では一期選抜も始まり、大学入試も本番を迎える。受験生は何よりも体調を万全にうがいや手洗いを励行し、目指す進学先、就職先の合格を勝ち取って欲しい。11日は福島県白河市で伝統のだるま市が開かれるが、筆者は何かの折にピンクの祝いダルマを購入し、幸を願っている。サクラの花びらをあしらった女子にも人気のダルマ。気分もうきうきする。【桜花爛漫】
                               (2015・2・3)

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