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福島からの発信

国際人育成へアメリカ視察研修 ベスト学院の生徒7人

進学塾のベスト学院(本部・福島県郡山市、細谷松雄会長、碓井裕章社長・学院長)はこの夏、同学院の生徒を対象にしたアメリカ視察研修を行いました。
 当学院では成績向上のための学習指導のほか、立派な人に育ってほしいとの願いから徳育教育にも重点をおいて指導を行っています。
 さらに福島県から国際人を送り出すための国際的視野に立った人材育成にも力を入れています。
 今回も、各学校の定期テストや各種模擬テストでトップとなるなど好成績を収めた生徒を「なんでも№1グランプリ」として表彰し、選抜テストを経て、選りすぐられた生徒たちを対象に海外研修を実施しました。
 海外で見聞を広めてもらおうという趣旨から経費となる旅費はすべて当学院が負担し、海外派遣制度を継続させています。
 これからのグローバル社会を生き抜くために、子どもたちには未来のリーダーとしてぜひ大きく羽ばたいてほしいと願っています。


 今回の視察研修には、小学5年生から高校2年生まで7人が参加しました。アメリカの名門大学であるハーバード大学やマサチューセッツ工科大学などを視察見学したほか、ニューヨーク・マンハッタンの繁華街・タイムズスクエア、大西洋に向かってそびえる自由の女神像などの有名な建造物、施設も見て回りました。
 7日間の研修、紀行記を紹介します。
 
 ▽8月17日
 参加メンバーの多くが初めての海外渡航で、なかには飛行機に乗るのは初めてという生徒もいました。出発前の空港ではさすがに緊張の面持ち。アメリカまでの13時間というフライトは相当堪えたようですが、到着後はアメリカの雰囲気を感じ、みんな笑顔に変わりました。疲れも見せず、ニューヨーク市街にショッピングへと出掛け、早速現地で英会話するなどの頼もしさを感じました。
 
 ▽8月18日
 いよいよ、有名な建造物の見学開始です。まずはアメリカのシンボルでもある「自由の女神」を見学。参加メンバーの小林優希さん(小学6年)が、アメリカの独立100周年を記念してフランスから贈られた「自由に女神」について発表しました。参加者たちは高さ約48㍍の巨大な女神像の前に立ち、青銅の像も白く見えるほどの背景の青空の美しさに息をのみ、アメリカに渡った感激をあらためて実感しました。
 悲惨な同時多発テロ事件があった世界貿易センタービル跡地「グラウンド・ゼロ(爆心地)」の「9・11メモリアル」では、山崎史絵さん(中学3年)がこの場所についての発表をしました。厳粛な雰囲気のツインタワー跡地で事故の犠牲者やその遺族に思いをはせていました。
 昼食をとったあとは、世界随一の金融街・ウォール街を歩き、翌日に乗車するための地下鉄のカードをそれぞれ購入しました。
 このあと専用車のバンで国連本部ビルへ。樫村祐貴君(高校1年)が発表したあと、建物を見学。各加盟国の寄付で成り立つ、加盟国すべての領域である敷地内を英語のガイドに従って興味深く見学しました。帰りは路線バスを利用し、徒歩で劇場や音楽ホール、きらびやかなホテルなどが立ち並ぶタイムズスクエアまで行き、ひと際にぎやかな通りに全員圧倒されました。この日はとても濃密で長い一日を過ごしました。
 
 ▽8月19日
 ニューヨーク2日目は、マンハッタンの中心部の都市公園セントラルパークを散策。ニューヨーカーたちのオアシスでもある公園ですが、一行のメンバーたちは南北に4㌔もある広大な敷地に目を見張っていました。この公園では青戸怜也君(小学5年)が発表しました。ここから徒歩でロックフェラーセンタービルへ向かい、地下鉄を利用しグランドセントラル駅から車で映画「キングコング」などで知られるエンパイアステートビルへ。
 メトロポリタン美術館の見学では鈴木言葉さん(中学1年)が発表し、そのあとは館内を自由行動にし、それぞれお目当ての絵画などを鑑賞して回りました。展示物を十分に楽しんだあと、次は待ちに待ったヤンキースタジアムでの大リーグ観戦。この日はヤンキースがヒューストンアストロズを迎え、白熱ある試合を繰り広げました。
 残念だったのは、球場が盛り上がり最高潮の場面で制限時間となり、後ろ髪を引かれる思いで宿舎へと戻りました。
 
 ▽8月20
 この日は主にボストンへ向かうための移動日でした。ニューヨークからボストンまでは約300㌔。日本なら東京から仙台ほどの行程でしたが、列車でおよそ3時間半かかりました。車窓からは大西洋沿岸の景色を眺めたり、食堂車で昼食をすませたり、学校の試験勉強をしたりと、それぞれがリラックスして自由に過ごしました。
 ボストンに到着すると、ニューヨークとはまた違った静けさと街並みの低層建築物の多さがとても印象的でした。全員の意見が一致したところで夕食はステーキハウスへ出掛け、あらためてアメリカの雰囲気を楽しんだ一日でした。
 
 ▽8月21日
 この日は今回の研修の中でも最も大切な目的の一つ、ボストンの2大学を見学する日でした。最初にハーバード大学を訪れました。まずは渡辺里菜さん(中学2年)の発表に続いて、校内を案内してくれたのは学部新4年生の小林さんという青年でした。14歳の時から父の仕事の関係で渡米し、最難関と言われるハーバード大の学部へ入学した人です。クールな語り口が印象的で、夢もはっきり「ハーバード大卒初のJリーガー」と話していました。
 スポーツと学問の両立はあたりまえの学風との話でした。マサチューセッツ工科大(MIT)では、まず石塚悠也君(高校2年)が発表をし、研究生としてMITで学んでいる成田さんから教育環境などの説明を受けました。不思議な形の建物や、単科大学のように工科大という名前に縛られない教養全般において教育環境を強調されていたのが印象的でした。MITには非常に親しみやすい印象が持てました。
 ここからプリマスという都市へ移動。その昔、移民たちが新天地アメリカを目指して乗り込んだ帆船「メイフラワー号」のレプリカ船の船内や、最初の入植地であり観光地化されたプリマスプランテーションを見学し、アメリカの歴史を学んで今回のすべての見学コースを終えました。
 
 ▽8月22・23日
 早朝にホテルを出て、ボストンからニューヨークへは飛行機で移動。成田行きの飛行機に乗り換え、偏西風の影響を受けながら14時間弱のフライトで無事帰国しました。思えばあっという間の1週間だったとみんながそう感じた実りのある学習旅行であったような気がします。
 そして体力を使った分、より濃密だった1週間の旅の思い出を反芻しながら帰宅したのでした。子どもたちにとっても、一生の思い出に残る明日への夢の旅ではなかったのではないでしょうか。
 
 後記:このたび引率としてアメリカ研修の全研修過程に携わり、生徒のみなさんの優秀さと熱意に心を打たれました。研修においては学ぶことも目的でしたが、とにかく安全で無事に旅行を終えられたことが私にとっての一番の成果です。
 参加者は小学5年生から高校2年生まで、各学年の成績優秀者の中から選抜された1名ずつの生徒さんです。興味の範囲も異なりますし、英語の知識や海外経験もそれぞれで、皆に等しく研修テーマを課すことは困難でした。そこで、事前研修では課題を2つに絞りました。1つは昼食・夕食に行きたいレストランを探してくること。もう1つは見学場所の中から各自が最も興味を持った場所を研究してくることでした。小5から高2まで順に、「セントラルパーク」「自由の女神」「メトロポリタン美術館」「ハーバード大学」「9・11メモリアル」「国連本部」「MIT」を選んでくれましたが、結果的には学年に見合ったものとなり、研究し、各地で発表を行ってくれました。最終日の夜には事前研究と異なる実際の見学後の感想を交えてまとめの発表も行ってもらいました。レストランも3軒ほど、生徒さんからの希望を採用できました。
 また、見学地を訪れるだけでなく、公共施設の利用も実行できたことはこの研修の一つの特色だと思います。例えばニューヨークの地下鉄や路線バスを利用したことや、アムトラックという都市間を走る列車に乗ったことが挙げられます。さらに、自由時間もできる限り多くし、生徒に自立して英語を使って買い物ができる機会づくりを意図しました。
 こうして趣向によって何らかの意識改革が生徒さんの中に起きていると感じられます。その意識の変化というのは必ずしも今だけに効果をもたらすものではなく、ほとんどの場合、未来志向の影響力を発揮すると私は考えます。「考える力」「クリティカル・シンキング(批判的思考)」「質問を生み出す能力」などはアメリカ人に見習うべき点ですが、日本人の特性を自覚しながらうまく取り入れ、これからの地球規模の社会を生き抜いてほしいと思います。
 最後に、この種の子どもたちを海外に派遣する事業は日本に数多く存在し、そのほとんどは大資本を持つ企業によって行われています。その一部には公的な補助金を受けて実施されているものもあります。しかし私たちのアメリカ研修はほぼ全額、ベスト学院の出資によって生徒さんのためだけに行われています。この特色ある研修を通し、また生徒さんが参加を目指すことによって、ベスト学院に携わる多くのお子様方に永く良い影響をもたらせることを願ってやみません。〈2014・10・15〉
         (ベスト学院進学塾 ユニバース英会話スクール教室長・林晋作)
  
http://www.bestgakuin.co.jp/universe/
     http://www.fukushima-net.com/sites/shopinfo/72
  

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