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コラム・筆は一本也

「月も考え方次第」

今年の十五夜、いわゆる「お月見」「中秋の名月」は、9月8日の月曜日だそうだ。十五夜は、秋の収穫を祝う行事でもあり、芋類の収穫を感謝し、お供えすることから「芋名月」とも呼ばれる。お月見と言えば旧暦8月15日の名月が代表的だが、かつては「二十六夜」と言い、旧暦7月26日夜のお月見も古くからの習わしだった。宮中では「月待ち」の宴も催された二十六夜。実際に見たことはないが、月が昇る際に、月の中に「阿弥陀」「観音」「勢至」の三尊が見えると伝えられている。
 
▼江戸時代は庶民も夕涼みを兼ねて屋根や高台に上がって月見を楽しんだらしい。江戸・元禄のころは風流で粋な文化が盛んだったから、月見草(待宵草)の一夜花を愛でながら二十六夜の月見を楽しんだことだろう。できるものなら、その時代の風雅なひと時を味わってみたいものだ。旧暦は月の満ち欠けをもとに考案されたため、月の朔望の約29日半を1カ月とした。月の呼称も様々で、旧暦8月3日は三日月、名月は15日の月。俗に十五夜だが、満月や芋名月とも。
 
▼十六夜(いざよい)月の出を立って待つという立ち待ち月(17日)や、果ては座って待つのも辛くなり、横になって月の出を待つという寝待ち月(19日)という呼び名もある。なるほど納得の呼び名だが、スマホやゲームに飲み会、女子会など多忙な現代人には興味も薄れ、名月や満天の星々を見上げる機会はめっきり少なくなっているのではないだろうか。八月十五夜の月見だけして、九月十三夜の「後 (のち)の月見」をしないと、災いが来るといって忌まれたという言い伝えもある。
 
▼陽の当たる人は太陽、陽の当たらない人は月に例えられる。元プロ野球監督の野村氏によれば、本人は太陽の長嶋氏と比べて「月見草」だそうだが、昨日今日は「月」に泣く国会議員もたくさんいたらしい。大臣ポストもいいが、もとより政治家の本分とは一体何であるか。かつて総理の座を蹴った頑固者の福島県会津出身の政治家がいた。井戸塀政治家もいた。それに比べ、今の政治家は何と二世、三世議員の多いことか。いっそのこと「特待」制を設けてはどうだろうか。【頑固一徹】
                  (2014・9・3)

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