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コラム・筆は一本也

「和食は面倒、贅沢か」

和食が健康食として海外でも認知されている。肝心のわが国だが、コメ離れと共に和食離れが進み、何とも皮肉な現象である。若い世代が肉食系でステーキなどの洋食に偏っているのかと思いきや、50〜60代が意外にも洋食志向が強い傾向にある、という調査結果が先ごろ公表された。確かに肉はスタミナがあり、肉を定期的に食べる人は長生きするとも言われる。今回の調査は、東京ガスが都内と神奈川、千葉、埼玉各県に住む20〜60代の約1,100人を対象に和食に対する意識調査を実施し、意外な傾向として表れた。
 
▼首都圏に住む人に限った調査だから全国的な傾向とは判断できないが、参考になり得る調査だ。「和食が好き」と答えたのは20代で78%、60代だと何と93%に上っている。週に3~4日以上は和食とする割合は60代で89%に達し、逆に20代は61%。「これから和食を増やしたい」は、40代が42%と最も多く、50代〜60代は26%前後。洋食志向が強いと思われた20代〜30代は共に37%で和食志向の強まりを裏付けた格好。50代〜60代の「和食を増やしたい」が26%前後と予想以上に低かった背景には普段から和食を食べており、特に増やす必要もないーといった和食派がすでに多数を占めているという現状があるようだ。
 
▼和食と言えば主食のコメの存在があるが、「朝食にご飯を食べたい」という割合は全体で半数以下だったが、20代は60%以上に上り、稲作農家など農業関係者が期待を持てそうな結果となった。ただ、和食の場合、下準備や料理が難しいーという答えも目立ち、60代は2割だったものの、20代〜30代では4割を占め、短時間で出来る和食料理の普及が課題となっている。手間ひま込めた和食だからこそ世界のブランドになったわけだし、これからは調理の面倒さをどう克服して売り出してゆくかがカギを握りそうだ。料理教室やテキストで基礎から学ぶことも大切。それが食文化の継承にもつながる。
 
▼食のPRでよく「手軽に安くておいしいもの」などとキャッチコピーを見かけるが、そういったものは滅多にはないだろう。おいしいものを食すには、やはり新鮮な食材、それに調理人の腕が欠かせない。これらに勝るものはないだろう。「ファストフード」から「スローフード」に切り替え、つねに安全で新鮮なものを食べる。最高のぜいたくでもあるが、今や庶民には高嶺の花だ。あとは「自作自農」しながら、地産地消による農水産物の6次化商品開発に取り組むしかない。【晴耕雨読】
                   (2014・8・8)

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