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コラム・筆は一本也

「伝統の祭りを絶やさず」

七夕と重なった「小暑」も過ぎ、これからは「立秋」(8月7日)までのひと月が暑中にあたる。年賀状と比べるとその数ははるかに少ないが、心のこもった暑中見舞いのはがきなどはこの期間に出すのがしきたりだ。最近は携帯電話などのメールでのあいさつが増えているが、暑中お見舞いの伝統そのものが忘れられがちになっているのは寂しい。間もなく梅雨明けが予想されるが、暑さを吹き飛ばすような夏祭りがいよいよ日本列島ピークを迎える。
 
▼東京・浅草ではアサガオ市やホオズキ市が開かれ、都内からだけでなく地方からの観光客でもにぎわう。昔懐かしい風情を都会に求める。それだけ地方が田舎でなくなった、というそんな思いをする。浅草の観音様に加え、東京スカイツリー、両国の花火大会なども観光客の増加要因となっており、地方にいてうらやましくなる。夏祭りの代表的なものに7月1日から実に1カ月にわたり繰り広げられる京都の祇園祭がある。八坂神社の祭礼で日本三大祭りのひとつだ。
 
▼平安時代の昔から続く伝統の祭礼だが、17日に行われた「山ほこ巡行」が最大の見せ場。その祇園祭は国内各地にあり、福島県ではきょう22日開幕の「田島祇園祭」(〜24日)がある。日本三大祇園祭のひとつとして知られ、「七行器行列」や屋台歌舞伎も見ものだ。ほかにも千葉・佐原祇園際、博多祇園山笠、大分・日田祇園祭、福岡・戸畑祇園大山笠、茨城・竜ヶ崎祇園祭などが有名。血わき肉おどる夏祭り。昔を思い出し、胸が高鳴る。
 
▼ここ福島県では千年以上の歴史を誇る戦国絵巻・相馬野馬追い祭りが26日から繰り広げられる。原発事故による避難や居住制限地域からの出陣が出来ずに震災直後は中止されたが、今年は原発事故前に近い約500騎の荒ぶる騎馬武者が出陣。南相馬市小高地区では最終の28日は素手で馬を取り押さえる「野馬掛け」も繰り広げられる。県内外に避難する被災者にとっては故郷に戻れる日でもある。被災地の伝統の祭りを絶やさずに守り抜くことは、とりもなおさず震災・原発事故の風化を防ぐ有効な手立てにもなりうる。【天下泰平】
                  (2014・7・22)

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