一般社団法人もとみや青年会議所ＯＢ会（JC、佐藤仁会長）は7月12日、市政報告会を兼ねた納涼会を本宮市のホテル・フォーシーズで開き、同JCOBでもある高松義行本宮市長が震災・原発事故以降3年間余にわたる市政について報告した。
　高松市長は町村合併後の2代目市長として2011年2月に就任。1期。就任から約1カ月後に東日本大震災・福島第一原発事故に遭遇、「あっという間の無我夢中の3年間だった。この間、出来ることは何でもやったし、（残念ながら）自治体間競争もあった」と振り返った。

　除染の進捗状況については「当初の計画通りに進んでおり、今後はさらにスピードアップしていきたい」とした。「これもあれもやらなければならないといろいろ考えた3年間だったが、市の財政を佐藤嘉重前市長時代に立て直していただいたお陰で状況は改善され、県内自治体でも上位にランクされるようになった」と述べた。
　また、「交流人口が年間50万人に達し、市の交流人口は間違いなく増えている」と強調。「〈住みやすさランキング〉では1位(東北では2位)となり、さらに働く場、子育て環境、優良宅地の提供に重点を置いて市政の充実を図ってゆきたい」とした。
　市の将来像、復興については「本宮は県内13市の中で面積、人口とも一番少ない市だが、製造品出荷額はいわき、郡山、福島に次いで4番目。〈へそのマチ〉という地の利を生かし復興に全力で取り組んでゆきたい」と締めくくった。
 
　このあと、納涼会があり、現役、OBが会して懐旧談義などに花を咲かせた。