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コラム・筆は一本也

「福島の食に理解を」

「メッチャ、うまい」「こんな おいしいの初めて」。ついには「人生最高の感激」とくる。仕事とはいえ、まあ大げさに、よく言うものだと感心する。これはテレビ番組で感想を述べるタレントらのコメント。何を食べてもおいしいのはうらやましい限りだが、それでも首を傾げてしまう。味のほどをあらためて本人に確認したくなる。番組制作で事前調査するのかどうかはわからないが、やはり“本当の味”を聞いてみたくなる。好き嫌いがやけに多いせいか、味音痴のごとく何でも口にしておいしいを連発することへの抵抗感がどうしてもある。
 
▼制作費がドラマに比べて安上がりのせいか、最近やたらと味めぐりの番組が多いように思う。スポンサーなのかどうかは知る由もないが、なかには広告とは無縁のような店もよく紹介される。店にとっては相当な宣伝効果があるように聞く。この後、何らかの形で協力要請もあるらしいと話す店の主人もいた。テレビに限らずマスコミ媒体の取材は必然そういうことになるようだが…。視聴率が稼げる味めぐり番組も、キー局の場合はタレント起用がほとんど。地方局の場合は局アナやディレクターを動員しての味紀行となるようだ。
 
▼ところで、食品の風評被害が収まらぬ福島県だが、震災と原発事故の災難から立ち直るため、地域産業の6次化を進める取り組みが活発だ。経営の多角化を目指して1次~3次産業までを足した6次産業化のことで、農業本来の1次産業、加工、流通販売などの2次、3次産業を取り込む新たな手法として注目。農業のブランド化や消費者への直接販売、レストラン経営などに広がりをみせているという。甚大な被害を被った本県農林水産業は、何よりも就業機会の創出と所得確保が必要。そのことからも農林水産業復興の切り札として期待される。
 

▼ふくしま・地域産業6次化推進協議会は、農林漁業者らの6次化創業支援や新商品の開発、販売に対して補助金交付事業の支援を行っている。福島県産業振興センターも、商品開発、技術開発、販路開拓に取り組む県内農林漁業者や中小企業者らを対象に補助制度を設けている。経費の3分の2以内を助成する「ふくしま産業応援ファンド事業」と「ふくしま農商工連携ファンド事業」だが、本年度の1回目の公募が7月1日からあり、31日まで受け付ける。説明会が6月20日から白河市、会津若松市、南相馬市、郡山市、いわき市の県内5方部で。希望者は電話024-525-4035へ。【晴耕雨読】
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