皆様、お元気でいらっしゃいますか。遅くなってしまいまして申し訳ございません。

　春がやってきました！　ポーランドは今、春です。
　暖かい春ですと、３月の半ばごろに最初のお花がでてきます。スノードロップ、ミスミソウ、ヤブイチゲ、サクラソウなどです。
　もう少し暖かくなって来ると、クロッカス、スミレ、ヨウシュフクジュソウ、チューリップ、スイセンが咲き始めます。４月はレンギョウがとてもきれいです。
　樹木もすばらしい花をつけます。ポーランドは果樹の花がきれいで、リンゴ、ヨウナシ、プルーン、サクラ、セイヨウミザクラのお花があっちこっちに咲きます。ニワトコ、ナナカマド、ニセアカシア、スピノサスモモなど、野生の木の花もきれいです。

　４月の半ばごろからライラックの花を楽しむことができます。花の色は、紫、白とピンク色です。
　低木であるマツリカもとても多いです。ポーランド人は「ヤシミン」と呼びます。「ジャスミン」の意味です。しかしジャスミン茶はあまり飲みません。お花は飾りだけです。
　薄紫色のワスレナグサも咲きます。ピンク色のワスレナグサもありますが珍しいですね。
　４月の終わりごろから様々な色のボタンが咲き出します。セイヨウトチノキ（マロニエ）の花もそうです。セイヨウトチノキは５月のシンボルです。モクレンもきれいですがポーランドでは珍しい木で、ところどころでしか生えていません。

　












　畑は、麦がまだ短い草みたいな感じですが、菜の花が一面に咲いて、きれいな黄色の絨毯（じゅうたん）みたいになっています。
　チューリップのことですが、「ショパンのプレリュード」というのがありまして、２００９年にできた新種です。ショパン生誕２００年にあたる２０１０年に間に合いましたが、つくるためには２０年間かかったそうです。ショパンの好きな色、「ライラック・ピンク」のチューリップです。
　今年の４月２７日にヨハネ・パウロ２世が聖人になりました。彼の名のチューリップもあります。「ヨハネ･パウロ２世　チューリップ」と言って真っ白なチューリップです。
　
　ポーランドも、これからはもっと暖かくなり、もっとたくさんのお花が咲きます。楽しみですね。


　ポーランドの春の花をお楽しみください